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CSPが自律走行型警備ロボットの商用運用サービスを開始

セキュリティ警備業
CSPが自律走行型警備ロボットの商用運用サービスを開始

 セントラル警備保障株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役執行役員社長:澤本尚志、以下「CSP」)は、2021年6月から日本コカ・コーラ株式会社(本社:東京都渋谷区)本社ビルにてトライアル運用していた自律走行型警備ロボットを、2022年1月より商用運用サービスを開始すると発表した。
 運用する警備ロボットは、エッジAI解析などの先端技術を搭載し設定されたルートに従って自律的に巡回。サーマル・3Dカメラでとらえた映像をAI技術で解析し、人検知、転倒検知、白杖検知などの「行動解析」(※注1、2)、「顔認証」(※注2)、不審火などの熱源を検知する「高温検知」など、現場の異常を適時に自動検知してクラウド基盤を介して警備員のスマート端末に通知する。異常を検知した際は、ロボットから音声、ブザー音、フラッシュライトを発して「注意喚起」や「威嚇」することもできる。また、AI解析をしながら6時間以上の連続走行が見込めるバッテリーを標準搭載。エレベーターとの連携機能も備えており、夜間に複数フロアを自動巡回することも可能。
 CSPは、立哨警備及び巡回警備にロボットを活用することで、プロフェッショナルな人的警備と技術を集結したロボット警備が融合した、費用対効果の高い警備サービスの提供を目指す。

夜間は施設内を巡回警備
エレベーターと連携してフロアを移動

※ 注1:環境によって精度が異なるため、実用性を個別に確認する必要がある。
※ 注2:標準モデルは物体認識モデルだが、顔認証モデルの選択も可能。

【仕様】
サイズ: 1700(H)×480(W)×620(D)mm
重量:約100kg
連続稼働時間:6時間以上(バッテリー交換で更に長時間稼働が可能)
充電時間:約5時間
走行速度:最大4km/h

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