セキュリティ

新幹線乗客の手荷物検査を実施

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新幹線乗客の手荷物検査を実施

 JR東日本と東海が東京オリンピック・パラリンピックに向けテロ対策の一環として新幹線の主要駅で乗客の手荷物を探知犬によって検査する。
新幹線の乗客の手荷物を駅の改札前などで爆発物の探知犬を使って警備員や警察官が連携した検査を7月までに主要駅で実施する。1日平均20万人近い乗客がある新幹線客の手荷物をエックス線検査機で検査するとなると検査場所の確保や検査に要する時間によって混雑を引き起こすおそれがあることから、改札口や発券機周辺を探知犬によって巡回しながら乗客の手荷物を嗅ぎ分け、犬が不審な荷物と反応したときは、警備員等が手荷物の開披検査をするという。2019年にはJR東日本と東海が合同で東京駅での実証実験を実施しており、探知犬による巡回検査なら乗客の動線を止めることがないので、大きな混乱はなかったという。
 すでに十数頭の大型探知犬を訓練し、配置に向けた準備を進めており、東京オリンピック・パラリンピック終了後も探知犬による手荷物検査は継続して実施するという。
 

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