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宮崎空港“保安警備業務で配置義務違反”警備会社が指示処分

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宮崎空港“保安警備業務で配置義務違反”警備会社が指示処分

宮崎空港(宮崎県宮崎市)で保安検査を行う警備会社が、警備業法で定められた資格者の配置数を満たさず業務を行っていた問題で、宮崎県公安委員会が行政処分(配置義務違反;指示処分)を下した。

宮崎県公安委員会は、4月13日付けで、宮崎綜合警備(宮崎市)に指示処分(配置義務違反)を下した。宮崎綜合警備は、航空会社と宮崎空港ビルから委託を受け保安検査を行っていいたが、法令で定められた資格者を配置すべき基準を満たさない状態で業務を行っていたことが2020年1月に発覚した。

法令では、検定合格警備員を検査場ごとに何名配置しなければならないと定められているにもかかわらず、宮崎綜合警備は慢性的な人手不足のため、少なくともこの5年余りの間、配置基準を満たしたことがなかったことが明らかになり、宮崎県公安委員会から2020月4月13日付で、法令で定められた検定合格警備員を配置して業務に当たり法令を遵守することのほか、業務内容などを記載した報告書を90日間作成することなどの「指示」処分を受けた。
この行政処分に対し、宮崎綜合警備は、「再発防止に向けて資格者の増員や警備員の配置を管理できるシステム構築などに取り組む」と広報している。

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