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三菱地所と立命館大学ロボット活用で戦略的パートナーシップ協定を締結

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三菱地所と立命館大学ロボット活用で戦略的パートナーシップ協定を締結

三菱地所株式会社と学校法人立命館は、清掃ロボット、警備ロボット、運搬ロボット等を活用した次世代型の施設運用管理モデルの構築を目指し、実証実験及び実用化に向けた「戦略的DXパートナーシップ協定」を結ぶことを発表し、三菱地所の吉田社長と立命館の仲谷総長が調印式を行った。

まずは、自動運搬車(AGV)の「EffiBOT」と「Marble」、コミュニケーションロボット「EMIEW3」、掃除ロボット「Whiz」、警備ロボット「SQ-2」、パーソナルモビリティ「WHILL」を立命館のキャンパスに導入し、実証実験が行われていく予定

自動運搬ロボット「EffiBOT」は、人に追従して移動し、さらには、自律的に単独でも移動することができる。三菱地所では、災害対策用の土のうの運搬などで実験を行ってきた。それに乗っかっているのがコミュニケーションロボットの「EMIEW3」である。

三菱地所は、今後2年をめどに警備ロボットを本格導入することを発表している。現在、三菱地所が東京・大手町や丸の内、有楽町で所有するビルでの採用を進めているのが、シークセンスの自律移動型警備ロボット「SQ-2」だ(写真)。オフィスビルや商業施設における、巡回警備や立哨(一定の場所に立って行う監視)警備をSQ-2に代替させようとしている。

少子高齢化が進む日本の将来は、さまざまな職種において人手不足が心配されている。なかでも、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向け、多数の大型商業施設や高層ビルが新設された首都圏では、大会開催後も当分の間は警備員の需要が減ることはない。特に地方では、警備員の不足とともに高齢化が顕著に進み、マンパワーによる警備業務は人材不足が顕著である。

これからの警備業は、AIを活用したロボットや若く優秀な外国人の人材を活用しなければ安全産業の中核産業として成長はできない。

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