セキュリティ

ニューノーマルでの快適さを追求|SECURITY SHOW 2021

セキュリティ警備業
ニューノーマルでの快適さを追求|SECURITY SHOW 2021

 明治時代の金庫から始まるトータルセキュリティ企業・株式会社クマヒラ(東京、代表取締役社長:渡邉秀隆)は、「セキュリティで、ニューノーマルを快適に。」をキャッチフレーズに、新型コロナウイルスによる感染症への対策が求められる生活での快適さも追求したセキュリティシステムを提案する。中でも、昨年12月に発売した「感染症対策ゲートパッケージ」は、温度測定、マスク着用、消毒をワンストップでチェックできるシステムで、会社に入る際などに別々にやらなければいけないわずらわしさをなくす製品だ。

新製品の「感染対策ゲートパッケージ」

 まず、温度とマスク検知機能が付いた顔認証端末が入館者をチェック。「温度が異常」、「マスク未着用」、「入館許可者以外」の一つでも適合しないとゲートが開かない。

すべてクリアした場合に消毒液が噴射されゲートが開く。不適合者の侵入を防ぎ、エリア内の感染対策を厳格化でき、自動化されているため、省人化により入館警備担当者の感染リスクも減らせるという。ゲートも片開きや車いすが通れる両開きのものなどと組み合わせることができる。

 同社がパナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社(以下パナソニック)と共同開発した顔認証・鍵管理サービスは、鍵の管理においても感染症対策を行うことができる製品である。

「セキュアキーデポジット2」

有人で行なっている鍵の「保管」「制限」「記録」をシステム化し非対面での鍵の貸し出しができる同社の鍵管理機と、世界最高水準(※)の顔認証技術を搭載し非接触での認証を可能にするパナソニックの顔認証端末を組み合わせることで安全でスムーズな鍵の貸し出しを実現した。感染症対策として有効なだけでなく、オフィスビルなどでの鍵管理の厳正化、近年急成長しているシェアリングサービスにおける省力化など様々な場面で活用が期待できる。

※ 2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report, IJB-A Face Identification Challenge Performance Report)において世界最高水準の評価を得ており、引き続きNIST「FRVT 1:1」(2020年9月18日発行)の「Ongoing Face Recognition Vendor Test」においても、世界最高水準の評価結果を獲得しました。

 同社企画室の木村早織さんは「今年は感染防止のために並べる製品を減らしてゆとりのある展示ブースにし、かわりに映像を多用しました。オンラインでも製品の利用シーンを見ることができます」と話す。同社の動画ギャラリーは「動画ギャラリー | トータルセキュリティ企業【クマヒラ】 (kumahira.co.jp)」へ。

(阿部 治樹)

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