クラウドを利用し徹底して鍵を管理するシステム｜SECURITY SHOW 2021

施設やオフィスのセキュリティに欠かせない鍵の管理。しかし、厳重に管理するあまり運用に煩わしさを感じたり、作業効率が低下するといった可能性もある。そのような鍵管理の煩わしさやデメリットを解消する電気錠・入退室管理システムの設計・施工を手がけるのが株式会社IDマネジメント（本社：大阪市中央区、代表取締役：小松賢市）。電池で作動する安価な電池錠の施工から、インターネットを使ったクラウドを活用して鍵を管理するシステム構築まで手がけている。

今回の展示では、同社が日本で唯一の販売代理店となっている、スウェーデンのCREONE（クレオーネ）社の鍵管理システムを紹介。世界的に事業展開している企業や香港空港内での鍵管理にも使用されているシステムで、管理する鍵の本数に合わせてシステムの規模を調整、ユーザーごとに使用できる鍵の設定、ユーザーの鍵の使用歴の保存、遠隔からの管理等を可能にする。管理する鍵の数等に合わせて増設用キャビネットを組み合わせることができ、ネットワークでつないで数千本の鍵を一元管理。それぞれ固有のIDがあるインテリピンを経由し、鍵の利用履歴、使用権限、使用有効期間、使用できるグループの設定も行えるという。

オフィスやマンションのセキュリティを強化したい、鍵の管理を徹底したいという企業の方は一見の価値あり。

（藤原　広栄）