電波エリアでゲートレスの防犯システム|SECURITY SHOW 2021
![アイリティーと杏林社のブース1](https://s-news.jp/wp-content/uploads/2021/03/アイリティーと杏林社のブース1-141x141.jpg)
株式会社アイリティー(東京都品川区、代表取締役社長:川田良樹)と株式会社杏林社(大阪市東成区、代表取締役社長:清永浩史)は同じブースに出展した。関連会社同士ということたが、共通点は電波の作るエリアを利用した防犯システム。
![アイリティー「S-Guard」の天井用アンテナ(右手)と専用タグ](https://s-news.jp/wp-content/uploads/2021/03/アイリティー「S-Guard」の天�井用アンテナ(右手)と専用タグ2.jpg)
天井用アンテナ(右手)と専用タグ
アイリティーは「業界初!電波エリアで守る!」をキャッチコピーに、持ち出し防止システム「S‐Guard」を提案する。
アンテナからの電波が守りたい範囲を囲い、そのエリアから専用タグが付いた物が出ると音が鳴って「持ち出し」を知らせる。エリア内にタグが戻ると音が消える仕組みだ。電波が作るエリアは直径最大9mと5mの2種類がある。レンタル方式で電源につなぐだけの簡単設置が売りだ。
![杏林社「ASDスマートシステム�」の床下用のアンテナ2](https://s-news.jp/wp-content/uploads/2021/03/杏林社「ASDスマートシステム�」の床下用のアンテナ2.jpg)
床下用のアンテナ
一方の杏林社。「お客様のブランドイメージを守るハイクラスの防犯システム」とうたう「ASDスマートシステム」は、床や天井に埋め込んだアンテナで電波による見えない壁をつくる。こちらは専用タグが〝壁〟に近づくと鳴り出すタイプだ。間口10mまで対応でき、ゲートがなく開放感があって店舗イメージを壊すことなく導入できる。アンテナは薄くマット下に設置できるので床の切削工事は不要という。
アイリティーの松本玲奈さんは「コロナ禍で色々なお店が苦境にある中、期間限定でイベント会場にショップを出す際の手軽な防犯システムとしてご利用いただいています」と話す。
(阿部 治樹)