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家庭内の不慮の事故から命を守る「浴室あんしん安全システム」

家庭内の不慮の事故から命を守る「浴室あんしん安全システム」

厚生労働省の人口動態統調査の人口動態統計「家庭内における主な不慮の事故による死因」(2018年調査、2019年11月28日発表分)によると、死亡総数1万4,984人のうち「浴槽内での溺死及び溺水」が5,374人(35.9パーセント)、そのうち65歳の高齢者が5,009人(93.2パーセント)と、死亡者のほとんどを占めている。超高齢社会が進む近年、浴室での死亡事故数は身近に潜む大きな危険のひとつとなっていることが分かる。また、新型コロナウイルス感染拡大により、介護施設や銭湯などの利用を控えてやむを得ず自宅入浴となるケースも増えており、今後事故数はさらに増加することが想定される。

このような背景の中、株式会社JVCケンウッド(本社:横浜市神奈川区、代表取締役:江口祥一郎)は、これまでの音響関連製品の開発で培った超音波技術を活用し、頭部位置の測定により浴室での死亡事故のリスクを低減する非常発報システム「浴室あんしん安全システム」を開発した。

本システムは、当社独自の超音波を中心としたセンシング技術(センサーと呼ばれる感知器などを使用して様々な情報を計測して数値化する技術の総称)により、天井に取り付けた超音波センサーで入浴者の頭部位置を測定し、頭部位置に変化があった場合、浴槽との位置関係を計測することで、入浴者の頭部位置の変化を約3秒で検知。溺水等の有無を判断し、音声アラームで入浴者に通知した後、反応がなければ約18秒で外部に通報。警備会社などと連携することで、通報を受けて救助者が駆け付け、早期に救命作業を行うことが可能となる。

同社は本システムを、入浴時の安全性を高め、くつろぎの浴室空間を実現するシステムとして、ハウスメーカーや浴室・浴槽メーカー、リフォーム会社、サービス付き高齢者用特定住宅、及び発報を受けて駆け付ける警備会社等の各分野に提案することで、他社との協業による早期の事業化を目指す。

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