【警備業関係用語】3月④ パルス信号・間接正犯・プルトニウム・電子メール
~今さら聞けない、覚えておきたい警備業関係用語~
各業界には業界特有の用語などがあり、警備業にもたくさんの用語があふれています。普段、何気なく使っている用語の意味を改めて確認してみませんか?
朝礼などでみなさんで確認するのもおすすめです。
1回につき4語の掲載で平日更新予定となります。
パルス信号(ぱるすしんごう)
電流の強弱をグラフに表した場合、極めて鋭角的な山形となる瞬間的な電流の変化のこと。それをパルスという。ダイヤル式の公衆回線(電話回線)では、相手の電話番号を呼び出すときの呼出し信号にパルスを使用し、ダイヤル1を回したときはパルスの数が1個、ダイヤル2を回したときはパルスの数が2個というように対応しており、ダイヤル0を回したときにはパルスが10個送られる。公衆回線では、パルスを送り出す速度が1秒間に10個の速度と、1秒間に20個の速度の2種類が使用されている。
間接正犯(かんせつせいはん)
善悪を判断する能力のない者、故意のない者を道具として利用し、犯罪を行うこと。刑事責任年齢に達していない幼児に盗みをさせたり、事情を知らない印章屋に印鑑を偽造させる行為などがこれに当たる。
プルトニウム(ぷるとにうむ)
アクチノイドに属する超ウラン元素の一つで、ウランに重水素を衝突させて作った人工放射性元素のこと。単体は銀白色の金属で、発火しやすい。プルトニウム239は、原子炉の中で中性子を浴びてできる超ウラン元素の1つであり、ウラン238が中性子を1個吸収することによって、プルトニウム239になる。プルトニウム239は核分裂を起こさせることができるため、「人工の核燃料」とされている。しかし、原子炉の使用済燃料から取り出されたプルトニウム239はその70パーセント異常が核分裂性であるため、莫大な費用が必要な濃縮という過程を得ずとも原子爆弾の材料となり、しかも毒性が極めて強いことから、軍事利用や盗難に厳しい検査が行われている。
電子メール(でんしめーる)
コンピュータの端末同士で行う、個人間のメッセージ通信のこと。送られたメッセージはホストコンピュータ内に蓄積され、受け手は随時アクセスして読み取る。パソコン通信を利用することも多い。