厚生労働大臣賞は近畿地区の長田千宏選手 | ２年に１度の「全国ビルクリーニング技能競技会」| ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2021

厚生労働大臣賞は近畿地区の長田千宏選手 | ２年に１度の「全国ビルクリーニング技能競技会」| ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2021
各地代表が腕を競う

　展示会の目玉の一つは、２年に１度開かれる「全国ビルクリーニング技能競技会」だ。第17回の今回は25日に開かれた。「弾性床材の床表面洗浄作業床維持剤塗布仕上げ」という課題を20分以内に行う競技で、AコートとBコートに分かれて同時スタートして出来栄えを競う。北海道地区から九州地区までの各地区代表９組18人が参加した。

　作業工程は「除塵」「洗浄」「汚水取り」「仕上げ拭き（２回）」「床維持剤塗布」「その他」。審査員が採点し、それにタイム得点（競技に要した時間）を加算する。最高得点者へは「厚生労働大臣賞」が贈られるほか「東京都知事賞」「厚生労働省人材開発統括官賞」「中央職業能力開発協会長賞」「全国ビルメンテナンス協会長賞」がそれぞれ１人に授与され、参加者全員に「建築物管理訓練センター理事長賞」も贈られる。

　午前10時の競技開始から特設会場には参加選手の応援団が横断幕やのぼりを持ち込んで声援を送ったほか、会場を見回っていた人たちも足を止めて各選手の無駄のない動きやなめらかなモップさばきなどに見入っていた。

９組の競技が終了した後の審査の結果、今回の厚生労働大臣賞には近畿地区代表の長田千宏（たがた・ちひろ）選手＝テルウェル西日本関西支店＝が選ばれた。
そのほかの受賞者は以下の通り。
　東京都知事賞＝佐野守生（近畿地区、JR西日本メンテック）
　厚生労働省人材開発統括鑑賞＝中元大輔（九州地区、南日本総合サービス）
　中央職業能力開発協会長賞＝鹿島勇太（東京地区本部、第一ビルメンテナンス）
　全国ビルメンテナンス協会長賞＝太田香奈（北海道地区、テルウェル東日本北海道支店）　

　　　
　　　　

（阿部　治樹）