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階段を自在に上り下りする「アメーバ型ロボット(Amoeba GO-1)」警備業にも活用を検討

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階段を自在に上り下りする「アメーバ型ロボット(Amoeba GO-1)」警備業にも活用を検討

「Amoeba GO-1」は、柔軟な体で環境に適応するアメーバをもとにつくられたソフトロボットである。クローラー(キャタピラ)にはゴムスポンジを採用しており、AIによる自動走行が可能という。生活空間にある階段や段差、凸凹の上を自由に走ることができ、機体は中央で折れ曲がるので、狭い道での旋回できる。走行速度は時速約1キロメートル、約6キログラムの荷物を掲載し、運搬する荷物運搬用のロボットである。

利用シーンとして想定されているのが、荷物を宅配トラックから下ろして個人宅まで運ぶ、いわゆる「ラストワンマイル」だ。各家庭の玄関までの道程にはマンションの階段や狭い通路が含まれ、自動運転技術が発展しても省人化が難しい部分だといわれている。こうした利用を見据えて、実証実験は高齢者が多く暮らす神奈川県藤沢市の市営住宅で実施し、積載量や走行速度などのチューニングが実践的な利用に適しているかを確かめることだったという。2021年の実用化を目指している。

Amoeba GO-1は、高度なセンサー等を使用しないため、安価に提供できるようにするとともに、警備業など運搬以外にも活用できるよう検討中とのことであるが、アメーバ―エナジーは、アメーバ―のように柔軟な体で動けるロボットの事業化を目指している。

新型コロナウイルス感染防止が要求される中、病院内の運搬や清掃業のごみ運搬、警備業の巡回などにも活用できる要素があり、今後の改良に期待できる。

 

 

 

 

 

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