羽田空港にサーモグラフィー(国土交通省)

羽田空港にサーモグラフィー(国土交通省)

国土交通省は10日新型コロナウイルス対策として、羽田空港にサーモグラフィーを導入することを発表した。

国土交通省は10日、早ければ来週中にサーモラフィーを羽田空港に導入して、搭乗者全員を検温するという。国内線の搭乗手続きから搭乗口までの間に設置し、搭乗前に検温することによって、国内での新型コロナウイルス感染の拡大を防止する狙いがある。

検査で発熱がある人は、航空便の利用ができないことを改めて国民に要請するという。搭乗前に体温が高い人にはチラシを配布して、移動の自粛を検討するよう呼びかけると同時に、保健所などの連絡先を案内するという。

空港では海外からの入国する際の検疫で既にサーモグラフィーを使用しているが、それを搭乗者の検温にも導入する。

政府の緊急事態宣言発令を受け、対象地域から対象外地域への移動を自粛するよう地方自治体は呼び掛けている。国土交通省は、利用者や地方都市への便が多い羽田空港から導入を開始し、他の空港でも設置を広げたい考えである。他国のように強制的で強硬な対策はできないが、日本は日本式の感染拡大の防止対策を一つずつ進めている。国民一人ひとりの危機意識の共有が今後ますます必要となる

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