セキュリティ

東京2020オリ・パラ大会に向けたテストイベント 延期で未実施分を2021年3月から順次開催 ―― 警備は個別契約で

セキュリティ警備業
東京2020オリ・パラ大会に向けたテストイベント 延期で未実施分を2021年3月から順次開催 ―― 警備は個別契約で

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は11月27日、大会が来年夏に延期されたことによって実施されていなかったラグビーや体操、マラソンなど18競技のテストイベントの開催予定カレンダーを発表した。来年3月4~7日の東京アクアティクスセンターでのアーティスティックスイミングを皮切りに、札幌大通公園でのマラソン(時期と詳細は調整中)まで、できるだけ本イベントに近い状況で行いたいとしている。
(カレンダーのURLは https://tokyo2020.org/ja/games/testevents/ )
 東京2020組織委員会によると、テストイベントではこれまで主に、①FOP(競技エリア)、②テクノロジー、③運営スタッフの3つの必須要素に主眼を置いて実施検証してきたが、今回はそれらに加えて運営の効率化とコストダウン、それに新型コロナウイルス対策も組み入れて検証する。当然、テストイベントでも相応の警備体制が必要となるが、東京2020組織委員会警備局の永井幹久・警備総合調整担当部長は、これらのテストイベントの警備については、来夏の本大会警備を担う「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体」(警備JV)とは別に、イベントごとに個別に警備会社と契約する方針だとしている。永井担当部長は「警備JVと別の契約にはなるが、これまで培われてきた警備JVの共同代表2社と理事12社の知見は生かしていくつもりです」と話した。

東京2020大会のマラソンコース。
テストイベントでもこのコースが利用される予定だ
(東京2020組織委員会のホームページから)。

                          
東京2020大会のマラソンコース。テストイベントでもこのコースが利用される予定だ(東京2020組織委員会のホームページから)。
 

Security News for professionals main center ad
Security News for professionals main footer ad