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文書の「現物」保管し瞬時に置き場所を表示|SECURITY SHOW 2021

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文書の「現物」保管し瞬時に置き場所を表示|SECURITY SHOW 2021

文書がデジタル化されてサーバーに保管されることが多くなった現在でも、「原本」「現物」が求められることは少なからずある。そんな要請に応えるのか「アイマイクロデータ ジャパン合同会社」(東京都中央区、代表者:シェンボー・ツー)のスマートバインダーキャビネットだ。

文書の現物を専用のバインダーに閉じてキャビネットに収納しておけば、必要なときにキャビネットにLANでつながったパソコンで文書名を検索すると、その文書が閉じられたバインダーのLEDが点灯して場所を知らせてくれる仕組みだ。

スマートバインダーキャビネットの使い方を説明する生田さん

 米・シリコンバレーにある本社の製品で、同じ仕組みを利用した社員用スマートフォン収納庫、キーボックス、規格別のネジやナットの保管庫にも応用した管理システムがある。誰が持ち出して戻したかの記録も残る。同社マネージャーの生田正俊さんは「今回の出展はマーケット調査が主目的ですが、反応はいいですよ。まだ、すべてがデジタルデータで足りるというわけではないんですね」と話した。既存のキャビネットを利用できるブルートゥースタグを使ったタイプも準備中だという。

(阿部 治樹)

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