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広島県の地場大手の警備会社が“民事訴訟”

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広島県の地場大手の警備会社が“民事訴訟”

広島県の地場大手、警備開発株式会社(広島県広島市;佐々木裕二代表取締役会長)における株式の占有権等を巡り、民事訴訟が広島地方裁判所に起こされている。

広島地方裁判所
広島地方裁判所

 訴訟は第1事件(株主権確認等請求事件)、第2事件(株主総会決議不存在確認等請求事件)の2件である。
 2件の原告はいずれも片山弘子氏であり、第1事件の被告は警備開発株式会社、第2事件の被告は、佐々木裕二氏である。
 第1事件は令和元年、第2事件は令和2年に訴訟が起こされ、これまで双方の主張を証拠説明書等の文書提出で行われていたが、令和4年10月11日広島地方裁判所民事第2部で証人尋問を行うなどして審議されている。
 原告片山弘子氏は、被告佐々木裕二氏の実の姉であり、警備開発株式会社設立時(設立時の社名は広島警備開発(株))には、取締役副社長として在籍していた事実がある。
 警備開発株式会社は、昭和53年11月設立、年商30億円、警備員1,300人を要する地場の大手企業である。令和4年12月から和解が進められているので、進捗状況は明らかになっていない。
 警備開発株式会社は、平成に入り飛躍的に成長した経緯がある。取引企業等は、官公庁をはじめ知名度のある企業が多いこともあって、訴訟の行方に業界関係者の注目が集まっている(継続取材記事)。

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