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小さなタグで紛失防止と物品管理「なくすを、なくす」|SECURITY SHOW 2021

セキュリティ警備業
小さなタグで紛失防止と物品管理「なくすを、なくす」|SECURITY SHOW 2021
取り付けタイプのMAMORIOタグ(右手)と
ヘルメットなどに貼り付けるタイプのタグ

半導体、デザインサービス、ソリューションの3事業を展開する株式会社PALTEK(横浜市港北区、代表取締役社長:高橋忠仁)が今回展示したのは法人向け紛失防止・物品管理サービス「MAMORIO Biz」。三つの独自の見つかる仕組みがあるという。核になるのは電池交換式タグ「MAMORIO」。これを取り付けた品物が連携するスマートフォンから離れると「手元にありますか?」とスマホに通知が来る。「世界最小クラスの紛失防止デバイス」という通り、タグは指でつまめる36.5mm×23.5mm×厚さ5mmのサイズ。タグとスマホの間はブルートゥースで通信し、10~20m離れると通知が送られる。電池寿命は約3年。これを利用したサービスの基本セットは、30個のMAMORIOと管理ツール、それに1台の「MAMORIO Spot」。MAMORIO Spotはエリア内に届いたタグからの信号を受信して持ち主のスマホに知らせる装置だ。

同社の言う三つの独自の仕組みとは、スマホで知らせて「なくすを、なくす」、このサービスの他の利用者のスマホがタグを検知すると持ち主に通知する「みんなで、さがす」、MAMORIO Spotによる通知の「とどくと、わかる」。基本セットは年額33.9万円。航空会社や放送局などの法人利用は1,500社以上で、東京都主催「世界発信コンペティション」サービス部門で「大賞」を受けたという。同社SAソリューションビジネスユニットの池添直人さんは「展示はB to Bですが、B to Cの利用もあり、ペットの所在確認に活用している人もいます」と話す。

(阿部 治樹)

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