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夏の暑さと冬の寒さを緩和する富士通ゼネラルの首につけるエアコン新モデル

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夏の暑さと冬の寒さを緩和する富士通ゼネラルの首につけるエアコン新モデル

 熱中症対策を講じなければならない時季を目前にし、株式会社富士通ゼネラル(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 経営執行役社長:斎藤悦郎)では、高気温または低気温の環境下で身につけることにより、体を効率的に冷却及び加熱するウェラブル装置の新モデル「Cómodo gear i2(コモドギア アイツー)の提供を6月上旬から開始する。

電流の向きを変えることで冷却及び加熱される
「ペルチェ素子」を用いた冷却加熱プレートを
首のけい動脈部分に当てることで
効率よく体を冷やしたり温めることができる

 Cómodo gearは、WINヒューマン・レコーダー株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役:板生清)のウェアコン技術をベースに、富士通ゼネラルの社内イノベーション組織BIG(Being Innovative Group)が開発を進め、共同で製品化。昨年度、テストで国内企業を対象に提供したところ、警備業や建設業、工場といった炎天下や空調が行き届かない環境で作業を行う業務に従事する人から多くの反響があった。その意見や要望を取り入れ、装着性や性能の向上が図られたのがCómodo gear i2で、国内企業向けに本格的に提供していく。

 BIGウエアラブル事業部によると、改良点として特に多くの声が寄せられたのがネック部のフィット性で、新モデルのネック部は前年度モデルより15g軽くなり小型化。サイズはLに加え、首回りが小さめのSサイズを追加し、新たにマグネットバンドを用いたことで首まわりに合わせて調整できるようになった。冷却加熱効果を高めるために面積が拡大された冷却加熱プレートは、フィット性も向上させるためにプレートの曲面形状や素材を見直すとともに、つなぎ目にゴム素材のパーツを使用し、首の動きに合わせてネック部がねじれるように改良。前年度モデルでは一体化されていたバッテリー部とラジエター部は分割できるようになり、腰に左右に分けて装着することで重量感が分散され動きやすさも向上。冷却及び加熱効果と装着時の快適性が高められ、体への負担は軽減されている。

Cómodo gear i2のネック部。
前年度モデルとのネック部最大外形寸法差は、
高さ56mm(マイナス14mm)×横幅143mm(マイナス7mm)×
奥行き162mm(プラス12mm)

 
 また、前年度モデルに続き、新モデルも世界三大デザイン賞のひとつである「iF デザインアワード2021」(プロダクト部門)を受賞。美しさや機能性、革新性等、優れたデザインであることが、改めて世界で認められた。

 Cómodo gear i2はレンタルでの提供となり、専用のECサイト(現在準備中 https://rental.comodo-gear.com/password)で予約を受け付ける。セットでの受注となるが、バッテリーの追加レンタルも可能。
 また、新しい小売体験を提供する店舗として、昨年8月に有楽町にオープンした体験型ストア「b8ta(ベータ)Tokyo-Yurakucho」では、5月18日〜10月31日までCómodo gear i2が出品されており、実物を確かめることができる。製品詳細(https://www.fujitsu-general.com/jp/products/neck-gear/index.html

(藤原 広栄)

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