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国内初のハンディタイプ液体検査装置発売開始

セキュリティ警備業
国内初のハンディタイプ液体検査装置発売開始

 10月に開催された危機管理産業展(RISCON TOKYO)2021/テロ対策特殊装備展(SEECAT)’21取材で取り上げた、株式会社クマヒラ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡邉秀隆)が開発した、国内初のハンディタイプ液体検査装置「LSR-HN1」の販売が、12月1日より開始された。

 同社では、据え置き型の液体検査装置を2016年に発売、全国の主要空港をはじめイベント会場などで活用されている。しかし、利用する場所は基本的に保安検査場に限定され、放置された不審な液体が発見された場合など、その場で検査することができなかった。そこで、据え置き型よりもコンパクトで軽く、簡単に持ち運びできるハンディ型を開発。近赤外線センサーでペットボトル・ガラス瓶・ポリ袋など、透過性のある容器内の液体を検知し、約1〜4秒で危険性を判定。空港や駅などの待合所、施設内や公園など、様々な場所での持ち物や不審物の検査に機動的に活用できるため、素早い安全確認が可能になった。また、不審な液体を移動させずに検査できることで、検査に要する時間短縮だけでなく検査にあたる警備員や警察官のリスクや心理的負担軽減にもなると期待されている。「LSR-HN1」サイズ:W144×H395×D70mm(突起物除く)、重さ:900g(電池、ACアダプタ除く)、電源:単三電池4本、もしくはACアダプタ供給(DC4.0〜6.0V)

安全な液体であれば「PASS」表示
危険な液体であれば「ALARM」表示され、液体によっては名称を表示

 

(藤原 広栄)

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