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人手不足を解消し業務向上を図る大成のDX警備ソリューション

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人手不足を解消し業務向上を図る大成のDX警備ソリューション

 総合ビルメンテナンス会社の大成株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:加藤憲司)は、かねてより品川シーズンテラスで実証実験を行っていた、ugo株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松井健)が開発・製造するアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」を活用したDX警備ソリューションの運用を開始した。

 同社が手がけるDX警備ソリューションプラットフォームシステム「T-Spider」は、警備業務のあらゆる情報を集約・デジタル化し、警備業務の生産性向上を実現するシステムプラットフォームで、警備員とロボットを活用した新たなハイブリッド管理を目指し開発された。警備日報や月次報告書を「T-Spider」上で作成して即時共有、施設ごとの分析・検索が可能で、「ugo TSシリーズ」との連携により自動巡回レポートも自動で生成。防災センターおよび警備会社本部、管理会社を含めた3者間で情報を共有することで、日々の業務課題の抽出や分析等がスピーディに行えるようになり、効率的な管理運営を実現できる。

 実証実験を行った結果、「ugo TSシリーズ」2台が立哨警備・巡回警備を行うことで、警備員4人分の負担が解消されることが判明(実際の導入時には異なる場合もある)。警備ロボットの課題であったエレベーターを使ってのフロア移動もクリア。月額レンタル費用での運用となり初期導入コストがかからないことから、警備業務の負担やコスト軽減に大きく寄与するものと期待されている。

 まずは同社の受託物件を中心に導入を進め、9月に予定している本格商用化以降は他社(警備会社)への運用を推し進めていく。今後は「T-Spider」をアップデートし、「ugo TSシリーズ」との連携だけでなく、監視カメラ、ドローン、デジタルサイネージ等との連携を目指し、警備業務の生産性向上から管理コストの低減を図り、警備業界にとどまらず人材不足を抱える様々な業界での運用の可能性を模索していく。

 

(藤原 広栄)

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