スマホで操作・管理できるローコスト遠隔防犯システム｜SECURITY SHOW 2021

モバイルルータにつないだ防犯カメラと防犯装置を、インターネットで遠隔操作する防犯システムの案内を行っていたのが、再生可能エネルギー、セキュリティシステム、IoT設備を中心とした事業を推進しているインフィパワー合同会社（住所：神奈川県横浜市）。

太陽光発電部材の開発・販売も行っている同社が、太陽光発電所で増えている電線の盗難防止対策として開発したのが、遠隔防犯システム「インフィパワーガード　2.0」で、ウェブブラウザ、またはスマホアプリで防犯センサー、警報装置、防犯カメラ等の設定・管理・操作が可能。センサーが侵入者を感知すると「ソーラーサイレン・フラッシュライト」「LED投光器」「スピーカー」が反応し、光や音を発して侵入者を威嚇。異常はすぐスマホに通知され、音声でリアルタイムに警告することもできる。機材はソーラーパネルと内臓電源を使用するため配線の必要がなく電源が不要、プライベートクラウドシステムを使うのでサーバー費用が発生しない等、導入費用や管理費用が抑えられるといったコスト面のメリットも大きい。

簡単なシステムでローコスト、複数のセンサーを用いることで広いエリアをカバーできるとあって、家畜や農作物等の盗難防止対策としても役立ちそう。

（藤原　広栄）