セキュリティ

【警備業関係用語】㉒ 占有・阿片・体位管理・爆発物自動検知装置(EDS)

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警備業関係用語

~今さら聞けない、覚えておきたい警備業関係用語~

各業界には業界特有の用語などがあり、警備業にもたくさんの用語があふれています。普段、何気なく使っている用語の意味を改めて確認してみませんか?
朝礼などでみなさんで確認するのもおすすめです。

1回につき4語の掲載で平日更新予定となります。


 

占有(せんゆう)

司法上は、自己のためにする意思で物を所持すること。占有権の基礎となる事実状態である。物に対する事実上の支配があるとき、適法にその支配を得たかどうかを問うことなく、現在あるがままの状態を一応そのまま保護しようとするのが占有権である。占有権は、私人が勝手に実力行使を行う混乱から現在の社会秩序を守ることを目的とする制度である。刑法上窃盗罪や横領罪において問題となる占有は財物に対する事実上の支配を意味し、一般的には所持と同義に考えられている


 

阿片(あへん)

けし(芥子)の薬汁が凝固したもの及びこれに加工を施したもの(医薬品として加工を施したものを除く)のこと。(あへん法第3条第1号、第2号)
あへんは、モルヒネ等の多くのアルカロイド類(アヘンアルカロイド)を含んでおり、製薬原料として広く利用されている。また、モルヒネのジアセチル体であるヘロインの原料となるが、ヘロインは麻薬性に偏った成分を持つため、あへんよりもさらに危険な麻薬として厳しく取り締まられている。


 

体位管理(たいいかんり)

傷病者に適した体位を保つことで呼吸や循環機能の維持、苦痛の軽減、症状の悪化防止などの目的で行う体位のこと。注意点は、傷病者に意識があるときは、最も楽な姿勢をとらせ、体位を強制してはならない。また、体位を変える場合は傷病者に苦痛や不安を与えないように、静かに行う。仰臥位、膝屈曲位、腹臥位、回復体位、半座位、座位、ショック体位等がある。


 

爆発物自動検知装置(EDS)(ばくはつぶつじどうけんちそうち)

医療用CT(Computerized Tomography)技術を応用した検知装置のことで、EDS(Explosives Detection System)とも呼ばれる。X線発生装置と検出器が連動し、手荷物に対して360度回転しながらX線を照射してデータを得ることで、三次元の立体映像もしくはCT映像(断層映像)による検査が可能なものであり、爆薬と疑わしい物体を自動検知する。


 

 

 

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