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「警備員になろう」事業、愛知で就職説明会開催 | 全警協、就職氷河期世代支援で厚労省から受託し全国展開

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「警備員になろう」事業、愛知で就職説明会開催 | 全警協、就職氷河期世代支援で厚労省から受託し全国展開

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 全国警備業協会(中山泰男会長)が厚労省から受託し、10月から始めた「短期資格等習得コース」で、全国で最初にコースを終えた愛知県警備業協会(小塚喜城会長)が11月29(日)、30(月)の両日、ハローワーク名古屋中で受講修了者を対象とした合同企業説明会を開催した。愛警協会員の11社が参加し、各社ブースで採用担当者の話に延べ5人の修了者が耳を傾けた。

 同コースは、厚労省が就職氷河期世代の正社員就職を支援するため警備業や情報サービス業、道路旅客運送業など11団体に実施を委託した事業。2022(令和4)年度までに1万人以上に訓練ができるようにする計画だ。

 全警協は事業を「35歳~54歳のあなたへ 警備員になろう。」と銘打ち、10月23日から愛知県を皮切りにスタートさせた。「受講料は無料」で「受講後に就労支援が受けられ」、「資格を習得すれば就職時点で優遇される」という3つのメリットがあるという。講習期間は4週間以内の10日間で、1週目は「必要な知識」、2週目は「警備員検定講習」、3週目は「警備員検定講習及び実技・学科試験」、4週目に2日間の「職場見学」が設定されている。取得を目指す国家資格は「施設警備業務2級」または「交通誘導警備業2級」だ。

 愛警協と合同企業説明会を開催したハローワーク名古屋中の担当者によると、求職参加者は数が少なかったものの非常に熱心で、2日かけて全社のブースを回った人がほとんどだった。求職者は最後にハローワークのブースで各社の待遇などの情報を整理し、就職先の選択をしていたという。担当者は「今後ハローワークとしては、求職希望の方々の事情を踏まえながら、それぞれのニーズに合ったケアをしていくつもりです」と話していた。

全警協のホームページに掲示された
「警備員になろう。」のバナー

  
 今年度の講習は、東京都が開催中(申込終了)で、1月7~28日が埼玉県、1月12日~2月5日が北海道、2月1~17日が大阪府、2月24日~3月10日が京都府。詳しい受講条件や日程、申込は全警協のホームページの専用ページ「http://www.ajssa.or.jp/hyougaki/」で。

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