成田空港等における入国審査に顔認証ゲートを外国人にも対応
法務省入国管理局では、平成29年10月18日から、羽田空港酒出帰国審査場に顔認証ゲート先行導入し、日本人の帰国手続において運用を開始してきたが、出入国在留管理庁は、令和元年7月24日の羽田空港を皮切りに成田空港、関西空港、福岡空港、中部空港、新千歳空港及び那覇空港において、順次顔認証ゲートの外国人出国手続における運用を開始する予定。なお、日本人の出帰国手続は、事前の利用登録手続は必要なく、パスポートのスキャンによる顔認証だけである。
導入の目的は、政府が観光立国の実現のため、訪日外国人旅行者数を2020年に4,000万人、2030年6,000万人とすることを目指し,様々な取組が行われているところ、顔認証技術を活用して日本人の出帰国手続及び外国人の出国手続を合理化して、より多くの入国審査官を外国人の審査に充てることにより、審査の厳格かつ円滑化を図ることを目的とするものである。
顔認証ゲートは、パスポートのICチップ内の顔の画像と顔認証ゲートのカメラで撮影した顔の画像を照合をして本人確認を行うものである。照合によって本人確認ができ、問題がなければゲートを通過することができるというもので、導入の現状は、極めてスムーズな審査となっている。顔認証ゲートを利用した場合には、入国審査官からパスポートに証印(スタンプ)を受ける必要がなくなる。