愛知県豊橋市県道で交通誘導警備員が車にはねられ死亡
豊橋市大村町の県道で、男性作業員らが中央分離帯周辺で草刈りをしていたところに乗用車が突っ込み3名が死傷
27日午後2時半頃、豊橋市大村町の県道の中央分離帯周辺で草刈り作業の現場に乗用車が突っ込み、交通誘導をしていた警備員(夏目喜生さん(46))は病院に搬送されたが死亡が確認、作業員の男性2人は骨折するなどの大ケガをした。
乗用車は、反対車線を猛スピードで逆走し、物凄いスピードで警備員を撥ね、作業用の軽トラックに突っ込み、その弾みで、軽トラックが中央分離帯で草刈りをしていた男性2人に直撃したという。
警察は、乗用車を運転していた住所・職業不詳、青野圭容疑者(27)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したが、青野容疑者は、「殺したかった。神になりたかった」などと容疑を認めているという。
警備業務の中でも交通誘導警備業務に従事中の労災事故は多く、年間30名前後の警備員が亡くなる事故が発生している。
この事故のように故意に突っ込んでくる車両から身を守るのは容易ではないが、交通量の多い、少ないは関係なく、保安用資機材を十分に活用した安全対策を講じたうえで、安全な警備位置を選定して誘導に当たっても、なお安全ではないのが道路工事に伴う交通誘導警備業務である。