市民からも夏開催の東京五輪心配する声も
“東京五輪どうか快適に”(投稿:主婦 下田あきさん47歳(東京都板橋区))
5月の暑さがうそのように、関東甲信越を中心に梅雨寒さの天気が続いた。でも8月は、平年並みの暑さになるようだ。前回のように10月なら問題はないが、今回は猛暑が心配な7月下旬から8月上旬の開催だ。これは、国際オリンピック委員会が世界中のメジャースポーツの開催時期を避けるため、期間を定めているためだ。でも、巨額の放送権料を払う米国テレビ局のせいではないかと勘ぐってしまう。世界は最近の日本の暑さを知らなさすぎる。
参加する選手も、応援に来る各国の人も、まさかこれほどひどいとは思うまい。
でも日本を、日本の五輪を悪く思ってほしくない。どうか夏よ、今年は我慢するから来年の夏は、みんなが快適に過ごせる夏であってほしい。
=市民からも心配の声が=
“炎天下の警備細心の注意を”(投稿:会社役員 大沢信夫さん70歳(群馬県高崎市))
我が社は、人や車を安全に交通誘導するのが仕事だ。炎天下でも長時間、屋外に立たなければならない。
心配は熱中症だ。記録的な暑さの昨年は、警備業の死傷者が前年の3倍になった。幸い我が社で、熱中症で倒れた者はいない。
防止には日陰で休むのが一番だが、仕事柄なかなかそうはいかない。そこでこまめに水分塩分の補給はもちろん、互いに声を掛け合って励まし合っている。今年は小型扇風機がついた作業服を導入した。暑さに立ち向かっていきたい。(読売新聞「夏の暑さに言いたい」7月21日朝刊)