島根県松江市に於いて、特定非営利活動法人 警備人材育成センターによる、交通誘導警備2級資格取得講習会が初めて開催された。
非会員会社、県協会員会社、他県からの参加と幅広い従事者が集まった同講習会の開催までの経緯と、島根県での同資格取得講習会の現況と、その概要について取材した。
①講習会の概要と開催場所
②島根県における講習実施状況
③地域の状況
④本講習会が開催されるに至った経緯など
⑤事前講習会と受講参加各社の「送り出し教育」の状況
⑥県協会における今回の対応等
⑦終わりに
① 講習会の概要と開催場所
さる、令和3年8月14日と15日の二日間(任意参加の事前講習は、13日に実施)、島根県松江市内の「ポリテクセンター島根」に於いて、交通誘導警備2級資格取得講習会が初めて開催された。
開催したのは、国家公安委員会登録講習機関第3号の特定非営利活動法人 警備人材育成センター(事業本部 埼玉県さいたま市大宮区 松浦理事長 以下、同センターと表記)である。
同センターの発表によれば、受講者数は、男性35名・女性4名の計39名で平均年齢は37.4歳と同センター実施の他資格取得講習会受講者の平均年齢より10歳程度は、若い人達が受講したとのことで島根県内における若い警備員の資格取得に対する関心は高いのではないかと考える。
受講者の最低年齢は、19歳で最高年齢は、68歳とのことであった。
開催場所にあっては、島根県松江市東朝日町267 ポリテクセンター島根内で、ここは、一般社団法人 島根県警備業協会(以下、県協会と表記)も同資格講習の会場として利用されている施設であり、会場としての広さ、付帯設備等も十分に整った場所であった。
② 島根県における講習実施状況
これまでにも県協会は、年に2回程度、交通誘導警備2級の特別講習(同センター実施の資格取得講習会と講習名称は違うが内容は、同様)を一般社団法人 特別講習事業センターの扱いとして実施してきた。