埼玉県警備業協会、「労働災害防止」と「コロナ感染防止の講習実施基準」を小冊子にまとめ会員に配布
(一社)埼玉県警備業協会(山崎守会長)は、労働災害防止と新型コロナウイルス感染防止のために、3密となる講習会の実施に際し、実施基準を定め小冊子にして会員に配布した。
(一社)埼玉県警備業協会は、労働委員会が中心となって、警備員の労働災害防止に努めているという。その活動の中で、令和元年度の労働災害の発生状況を取りまとめ、県内の警備員の労働災害の防止の指導・教育資料として作成したもの。
内容は、業務災害と通勤災害の発生状況を統計数値やグラフを活用して分析するとともに、警備業の労働災害上の特殊な問題点を踏まえ、事故原因別の発生状況に焦点を当てている。
事故別の順位は、①転倒事故が突出して多い。次に、②交通事故、③熱中症、④墜落・転落、⑤はさまれ事故の順となっている。
当協会では、この労災事故取りまとめをあらゆる機会を通じて、労働災害の防止対策に活用してほしいという。
次に、新型コロナウイルス感染防止対策であるが、当協会では、感染防止への取り組みとして各種の対策を講じているが、この度特集として、「感染防止のための講習実施基準」を設けたという。
実施基準では、講習会に際し①問診票の記入、②検温検査に実施、③マスク、手袋の着用、④手洗いと手指消毒液の徹底、⑤トイレ使用時の注意点、⑥休憩時間における近距離接触の回避、⑦換気による室内温度対策、⑧机や椅子の使用について、⑨受講中の体調管理、⑩実施基準により入館をお断りする事例等など、講習に参加する方々にこの対策を理解して周知徹底は図ることを目的として小冊子が配布されている。