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マイナンバーカードを利用したオフィスセキュリティ

セキュリティ警備業
マイナンバーカードを利用したオフィスセキュリティ

 官公庁・地方公共団体・国立大学等でマイナンバーカードを職員証として利用する動きを受け、ALSOK(本社:東京都港区、代表取締役社長:青山幸恭)は、従来のALSOKセキュリティカードや顧客の社員証ICカードに加え、マイナンバーカードによる出入管理の認証や警備のセット・解除に対応したオフィスセキュリティの提供を開始した。

 マイナンバーカードには本人認証に利用するための「ICチップの空き領域」が設けられていて、そこに搭載されたカードアプリケーションに書き込まれる利用者番号を使うことで、マイナンバー(個人番号)を利用せずに認証を行うことができる。1枚のカードで様々な機器・サービスの認証に使用することができるため、今後のオフィスセキュリティ等における出入管理システム、機械警備システム、パソコンのログイン認証等において、複数のICカードを用いることなくマイナンバーカードだけで本人認証が行えるようになると予想される。これにより、施設利用者が携行するICカードが減り、施設管理者としてもICカードの貸与・返納に関する管理の軽減、ICカード発行にかける費用を削減できるという。

マイナンバーカードのICチップ内にある空容量にカードアプリケーションを搭載することで、利用者に様々なサービスを提供できる。個人番号法の制定等により、民間事業者においてもサービスの提供が可能になった
マイナンバーカードのICチップ内にある空容量にカードアプリケーションを搭載することで、利用者に様々なサービスを提供できる。個人番号法の制定等により、民間事業者においてもサービスの提供が可能になった

ALSOKでは、機械警備サービス、出入管理システムで使用可能な非接触型ICカードリーダーがマイナンバーカードに対応。自治体や大学等に向けて導入を推進していきたい意向だ。

 

(藤原 広栄)

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