「高齢者事故多発警報」中の滋賀県で高齢男性警備員が事故死
12月8日午前9時頃、大津市大平にある住宅地の道路舗装工事現場で、交通整理をしていた70歳の男性警備員がマイクロバスにはねられる事故が発生した。はねられた警備員は病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
マイクロバスを運転していたのは、大津市衣川の嘱託職員の70歳の男性で、大津市内にある障害者就労支援施設の利用者の送迎を行っていたという。バスに乗客していた人に怪我はなかった。
警察は、過失運転致死傷の疑いで運転手の男を現行犯逮捕。容疑を過失運転致死に切り替え、事故原因を調べている。(BBC びわ湖放送)
滋賀県内では、2020年11月25日から12月3日までの10日間で、3件の交通事故が発生し3名の高齢者が死亡していることから、滋賀県交通対策協議会では12月7日から13日までの7日間、「高齢者事故多発警報」を発令し、関係機関、団体と連携し、交通事故多発路線、多発地域等を重点とした啓発活動を強化。警察では、飲酒運転、速度超過等、重大事故に直結する悪質・危険性の高い違反の取締を強化し、交通死亡事故抑止を図っていた最中の事故だった。
交通誘導警備業務は、警備業務の中でも特に死亡事故等の労災事故が多い業務だけに、より強固な安全対策が望まれる。