セキュリティ

2020セキュリティショーの見どころ①顔認証 

セキュリティ警備業
2020セキュリティショーの見どころ①顔認証 

皆様は顔認証システムをどのように捉えているでしょうか? 今回、顔認識技術についてリアルネットワークス株式会社のアジア太平洋地区副社長の高村氏にお話しを伺ってきました。

 

リアルネットワークス株式会社は本社をシアトルに置き、NIST*で高い評価を受ける顔認証ソフトウェア「SAFR™」(セイファー)を開発販売しています。現在、ドコモ5Gオープンパートナープログラムに参加し、その性能、速度、公開されたAPIによるシステム構築の柔軟性が高く評価されNTTドコモのドコモオープンイノベーションクラウド™の顔認証プラットフォームとして採用されています。

*NIST: National Institute of Standards and Technology アメリカ国立標準技術研究所

 

まず、驚いたのが顔認証の精度です。認証のための写真はその場でスマートフォンから撮影し、名前を登録するとシステムにすぐに反映されました。PCでデモンストレーションをしていただいたのですが、わたくしの名前の登録に加え、性別、推定年齢、感情を数値化して画面に表示、そしてデータベースに登録されている顔は色分けですぐに判別されました。そのスムーズな運用は是非セキュリティショーにて体験していただきたい。

 

この中に驚かされる項目が登録時に顔写真を正面1枚で対応できているところです。通常、横からの写真(左右)も登録する必要があります。ところが、「SAFR™」(セイファー)は正面の写真1枚で驚異の99.87%のマッチングを可能にしています。サングラス着用や横顔、逆光にも対応し、肌の色の違いのより起こるご認識の低さ(バイアス)も世界でトップクラス、そして速度は世界最速の最大100msecでシステムの運用に関してストレスを感じることはないでしょう。

 

この「SAFR™」(セイファー)は上記の通り顔認証のプラットフォームとしての機能を十分に備えています。そして、各メーカーやソフト開発会社などがそれぞれのアイデアや商品の機能増強、クライアントの希望に合わせカスタマイズすることにより、多様なサービスを提供することが可能になっています。

 

セキュリティゲートや鍵ボックス、養護施設の外出管理などその可能性は無限です。もちろん、セキュリティ面だけではなく、年齢や性別などの識別システムを用いればマーケティング調査にも多いに活用が可能となっています。

 

まずは、2020セキュリティショーで実際にデモンストレーションを体験していただければその可能性を感じていただくことができるでしょう。そして、皆様が抱える悩みや問題点を相談してみるのも良いかと思います。新たな発見や解決策ができるかもしれません。

 

セキュリティーショー会場ブース:AI・画像解析ゾーンSS1103

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