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1時間でウイルス判定・検査キッド発売(島津製作所)

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1時間でウイルス判定・検査キッド発売(島津製作所)

島津製作所は10日、新型コロナウイルス向けの検査キッドを20日に販売すると発表した。

検体から約1時間でウイルスの有無を判定するという。これまでの検査機器より各段に検査時間を短縮できる。価格は、100検体分で税抜き22万5千円。月産10万検体分を製産するという。

厚生労働省は10日、同製品が保険適用の対象になると同社に通知した。島津製作所は20日に医療機関や検査受託会社向けに発売し、海外への輸出も検討するという。

ウイルスの有無を検査する、PCR検査では通常4~6時間かかり、検査時間が短い手法でも2時間はかかるが、島津製作所の製品では1時間で検出が可能なので、検査時間の短縮が図れる。

新型コロナウイルス感染検査では、検体からタンパク質など遺伝子を増幅するための反応を阻害する不純物を取り除く必要がある。ところが、島津製作所がノロウイルス向けで活用してきた「アンプダイレクト」と呼ばれる技術は、不純物の阻害作用を抑え込むことができ、不純物を取り除く手間が省けるので、時間が短縮できるという(日本経済新聞11日発刊から)。これによって、より早く、感染者の有無と濃厚接触者の感染者の状況把握ができるので、感染拡大の防止に大きな期待が寄せられるのではないか。

 

 

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