セキュリティ

警備業界に特化したチームを編成しM&A|SECURITY SHOW 2021

セキュリティ警備業
警備業界に特化したチームを編成しM&A|SECURITY SHOW 2021
「警備業界M&Aレポート」を
紹介する牛久保さん

警備業界でも耳にすることが増えてきた合併や買収(M&A)。M&A仲介会社として初の出展となる株式会社FUNDBOOK(東京都港区、代表取締役CEO:畑野幸治)は、警備業に特化したチームを編成し、業界に関する知見とノウハウを活用して多くの警備会社のM&Aを手掛けてきた。ブース展示はM&Aを説明するパネルが主体でシンプルだが、やはり目を引いたのが「警備業界M&Aレポート さらなる発展と成長に向けて」。「警備業界の現状」「警備業界の成長における課題」「M&Aのメリット」の3項目について分析・報告している。

警備業界でのM&Aを解説する
同社のホームページ

「現状」では2019年売上上位100社ランキングや業界動向とM&Aの事例も紹介している。特徴として①シェア及びエリア拡大戦略のパートナー企業として地元優良企業とM&Aをする流れが加速、②ビルメンテナンス、デジタルテクノロジー、ロボティクス等、警備以外の事業との資本提携も活発化、③業界最大の課題である人手不足の解消にとどまらず、優秀な人材の確保を目的としたM&Aが増加、を挙げている。今後警備業界が解決を迫られる課題も5点提示するなど、業界の置かれた状況を第三者の視点を通して概観する資料として有用だ。同社インサイドセールス部ヴァイスプレジデントの牛久保真治さんは「役に立つ読みたい本を探すように、『買いたい』会社へのアプローチができるプラットフォームを提供します」と同社の役割を語った。

(阿部 治樹)

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