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警備人材育成センター5年間の検定取得講習会の実施状況を発表

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警備人材育成センター5年間の検定取得講習会の実施状況を発表

 特定非営利活動法人警備人材育成センター(松浦晃一郎理事長;東京)は、平成27年から令和元年までの検定資格取得講習会、テロ対策警備技能員講習会の実施状況を発表

警備人材育成センターの野村晶三事務局長は、平成27年6月から令和元年12月末までの実施状況を発表した。

野村晶三事務局長によると、平成27年6月15日の第1回施設警備業務2級講習会を開催、5年間で8,248人の方が申し込まれ255回実施しました。受講者数は7,659人、受考査者数は7,213人、合格された方は5,395人、合格率は74.8パーセントでした。全種別の平均合格率としては評価される数字と受け止めています。これはまさに受講された方々の努力の結果です。

特に、昨年から2級講習会においては、講習教本とは別に「講習ノート」を申込時に配布していますので、学科の重要箇所を事前に把握して予習が十分できるようにしましたし、実技においても教本の資料編に実技科目を図解して添付しましたから、自己研鑽に役立っており、その成果も合格率が上がってきた結果と思っております。さらに、事前講習では、実際の実技資機材を使用しますので、実技訓練も効果的であり、練度も上がっています。

これから当団体の講習会を受けられる方は、講習教本と講習ノートの活用方法を「はしがき」に示しておりますので、そこのところを十分理解し、効果的に活用して本番に備えた予習をしていただきたい(最近5年間の検定資格取得講習会の実施状況)

前々からの課題でした、雑踏警備業務1級講習会を本年度、10月頃から実施する計画です。来年のオリンピックへ向けて、また、2025年の大阪万博へと雑踏警備業務1級資格を取得してください。

さて、私どもの団体では、「テロ対策警備技能員」講習会を一昨年から実施しています。東京都(臨海会場)と神奈川県(21世紀会場)において、毎月2回から8回実施しており、昨年度(4月から3月)は1,975名が資格を取得されました。この講習内容は、ソフトターゲットとなる施設警備業務や雑踏警備業務において、テロ対策に必要な人や物の検査・検索を的確にできるよう必要な知識と技能の習得を目指す講習会です。

エックス線透視装置や金属探知器による検査方法、持物の開被検査方法、身体の接触検査方法、車両の検査方法など実践的な内容となっておりますので、警備業務の発注者側の方にもテロ防止等の管理の方法の一つとして、受けていただければ、その効果を窺われるはずです。

参考資料:最近五年間の資格取得講習会の統計

 

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