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特別対談③ 感染症対策に有効な顔認証ソリューションと今後【PR】

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特別対談③ 感染症対策に有効な顔認証ソリューションと今後【PR】

今回もリモートでの対談となります。新型コロナウィルスの終息が見えない中、経済活動と感染予防をいかに両立していくかを考えていかなければなりません。今回が最後の対談となります、顔認証ソリューションの今後についてリアルネットワークスのアジア太平洋地区副社長 高村氏とNTTドコモ 執行役員 法人ビジネス本部5G・IoTビジネス部 部長 坪谷氏に加えて、今回はNTTドコモ 法人ビジネス本部5G・IoTビジネス部 武川氏にも加わっていただきお話を伺っていきます。

 

※対談は2020/7/7 からリモート対談にて行いました。

第一回の対談「特別対談① 非接触認証の可能性 ~5Gと顔認証~【PR】」はこちらからご覧いただけます。

第二回の対談「特別対談② 顔認証の可能性 ~施設警備への提案「EasyPass」とは~【PR】」はこちらからご覧いただけます。

 

シートシャッターによる顔認証入室管理「happy gate門番クラウド管理システム顔認証入室管理機能」を提供開始


 

記者(井口):本日(7/7対談時)プレスリリースされるシートシャッターによる顔認証ソリューションについてお聞かせください。
 

武川氏 :はい、食品工場や医療現場など衛生環境がしっかりと守られていなければならない場所に導入されている小松電機産業様の顔認証に対応したシートシャッターです。防虫や温度管理などが得意なシートシャッターに顔認証を導入することで、誰でも入れてしまうような環境のセキュリティを高めることができます。また、マスクを着用していない方が入室しようとするとアラームを鳴らすことが可能になっているので、感染症対策の観点からも有効なソリューションとなっております。
 

記者(井口):マスクをしているかどうかがわかるのですね?
 

武川氏 :はいそうです。
 

記者(井口):どういったところへの導入を想定されていますか?
 

武川氏 :マスク着用の確認と入退室時の非接触化を実現できることから、食品工場や医療現場など衛生環境の品質を求められている場所を想定しています。
 

記者(井口):すでにシートシャッターを導入しているところには、顔認証機能のみ追加することは可能ですか?
 

武川氏 :はい、もちろん可能です。後付けで顔認証機能を導入することができます。シートシャッターをこれから導入される場合には、シートシャッターと顔認証をパッケージ商品として導入いただくことも可能です。


ドコモオープンイノベーションクラウドTMとの組み合わせにより、高速・大容量で低遅延の環境で利用いただけるようになっています。
 

高村氏 :武川氏が仰っていましたが、いままではボタンを押すことや人が介在したりなど接触が必ずあったものが非接触でシートシャッターの開閉を行えるというのは非常に安心できますよね。
 

記者(井口):そうですよね、衛生管理が特に求められる場面ではウイルス予防の観点だけではなく非常に有効なソリューションですね。
 

今後のBtoBtoXモデルでのソリューション創出について


 

坪谷氏 :大きなプラントのセキュリティという観点でドコモのサービスとして「EasyPass」を提供させていただいておりますが、小松電機産業様との事例のように、ドコモのアセットを各業界に強いSIerなどの企業さまに提供させていただき、その企業さまがミドルB(BtoBtoXの真ん中のB)となり最終受益者(BtoBtoXの最後のX)にサービスとして提供するというモデルをつくっていくことも大事だと考えています。
我々のソリューションの強みは、認証スピードが速いこと、認証精度が高いこと、スマートフォンをつかって手軽にデプロイ(展開)できるというシンプルなことなので、それを最終受益者の方のみならず、ミドルBの方々にもしっかりと訴求していきたいと思っております。
まずはセキュリティなど、クリティカルな領域から訴求していくことを考えており、新型コロナウィルスの影響が、どれだけ各企業さまのリスクマネジメントに影響するのかということがポイントになってくると思っております。
 

記者(井口):顔認証の入退管理システム「EasyPass」や「happy gate門番クラウド管理システム顔認証入室管理機能」もクリティカルなソリューションですよね。ソリューションの創出について考えていることをお聞かせいただけますか?
 

坪谷氏 :ソリューションの創出については、業界やプレイヤーの分析が大切であると考えています。よく、創っておけば売れるだろうという考え方がありますが、そうではなく、業界ごとにしっかりと分析をし、影響力を持つ企業さまにしっかりとご提案していくことが必要だと思っております。一方で顔認証技術は非常に裾野が広いという印象があります。これまでゲートという観点でお話しをしてきましたが、顔認証技術は応用性が高いなということをプレスリリースの後、いろいろな方とお話しをしていて思うところです。市場形成はいろいろなパターンがあると思っています。
 

記者(井口):そうですね、わたくしも顔認証技術は非常に応用性が高いという印象を持っています。わたくしが聞いた話で、海外の方が日本で労働することが増えている中、海外の方を目視で見分けることが難しいケースがあるという話を聞きました。そういった場合にも顔認証ソリューションは有効ですよね。
 

顔認証の技術とセキュリティ


 


高村 :そうですね。日本にも外国の方がたくさん入ってきている中で、ニーズも高まっていくことは確実なことです。ただ、顔認証のエンジンはSAFR(セイファー)以外にも多くありますが、その中でも、先ほど言われた海外の方を見分けることには、得意・不得意があります。顔認証のエンジンの開発には教師データというものを用いますが、例えば日本人の教師データしか持っていない顔認証エンジンでは、日本人の顔認証精度は高いが、海外の方の認証精度は低いということが起きてしまいます。その点、SAFR(セイファー)は、世界中のOptin(利用許諾)がとれた教師データを保有し、さらにその数も他の顔認証エンジンとは比較にならないほど膨大です。NIST(米国標準技術研究所)でもこの試験が「バイアス」と呼ばれる項目でテストされ、SAFRは上位4に評価されています。その教師データによって、日本人はもちろんのこと、世界中の方々の顔認証の精度を高くすることができます。教師データの保有数や質がこれからの顔認証エンジンの技術的な差になっていくと考えています。
 

記者(井口):顔認証エンジンの中でも、そういった違いが出てくるのですね。前回までにお話ししていただいた、認証スピードや認証精度以外にも違いなどあれば教えてください。
 

高村 :セキュリティ面のお話しですが、個人情報保護に世界で一番厳格といわれているEU圏内ではGDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)という法律があります。SAFR(セイファー)はその法律に準拠しています。例えば、顔認証を行った際にシステムにデータを残さないことを選択できます。また、データを残すとしても顔の画像データと特徴(シグネチャー)を同じデータベースに保存させないなど、いくつか要素はありますが、GDPRに準拠していることは、お客さまに安心と安全を感じていただけるポイントだと考えています。
 

記者(井口):利用する立場からすると、個人の顔の画像データを取り扱う上で、セキュリティの問題は大きいので、それは安心材料ですね。また、ドコモオープンイノベーションクラウドTM上に構築されることによって、さらに高いセキュリティを実現しているのですね。
今後の顔認証の活用領域については、どのように考えられていますか?
 

今後の活用領域


 


高村氏 :顔認証の使い方は大きく分けて3つに分類されています。ひとつはセキュアアクセスといわれるもので、「EasyPass」で行っているような入退管理のようなセキュリティを伴ったアクセス。もうひとつは、ウォッチリストと言われていますが、いわゆる犯罪者のデータベースを使い、街中の監視カメラによって犯罪者の検挙につなげるような使い方。最後にマーケティング分析ですね。例えば、ショップに来店されている方の年代や性別などの属性分析を行うことができます。実際に海外では、さまざまな使い方がされています。ジュエリーショップやホテルなどの導入事例では、VIPのお客さまの来店タイミングを把握して接客に活用したりしています。ブラジル、パリアグランデ市のスマートシティーで街中のカメラを使った警備目的でSAFRが採用されていますし、インド、コルカタ州警察でも犯罪者検知目的でSAFRが導入されており、実際に昨年のブックフェアでは4名が検挙されました。
 

記者(井口):お話しを伺い、顔認証の活用範囲は非常に広いですね。
 

坪谷氏 :我々が取り組まなければいけないことは、2つあると思っています。ひとつは、我々自身が法人営業をしていく中で、多面的にいろいろなジャンルの業界に対して顔認証エンジンを普及していくことです。高村氏からお話しがあったような海外の事例なども、我々の販売のネットワークの中でどのように拡販していくかが、ポイントだと考えています。もうひとつは用途の拡大ですね。セキュリティ以外でも、様々な用途が考えられます。将来的には、顔の表情を分析し、マーケティングやヘルスケアなどの用途でも応用できればと思っております。
 

記者(井口):顔の表情から可能性はさらに広がりますね。
 

坪谷氏 :大事なのは、スケールを利かせて、より廉価にお客さまに提供していくことだと考えています。SAFR(セイファー)は、高価な高精細カメラではなく汎用的なカメラでも十分なパフォーマンスを実現できるので、デバイスをより安くすることができます。スマートフォンと連動させ、機動力を持って製品を展開していきたいと思っています。要は数を出していく、それがひいてはドコモのAIの機能強化にも繋がっていくと思います。
 

高村氏 :坪谷氏がお話しされたように、お客さまに手の届きやすい価格で性能の高いものを提供するのが肝だと考えています。
 

坪谷氏 :そうですね、デバイスの提供なのか、通信のご利用なのか、規模をとることなのかということで言えば、規模をとっていくために、初めはあらゆる販路に対して的確にリーズナブルに提供していくことが大事だと考えています。
 

記者(井口):そうですね、それが認知に大きく貢献していきますね
 

坪谷氏 :顔認証ソリューションはスタートラインに立ったところなので、これから各業界を熟知して柔軟に提供していきたいですね。
 

記者(井口):これから顔認証ソリューションがいろいろなところで活躍するのが非常に楽しみですね。様々なプラントや工場、また、もっと身近な認証に顔認証ソリューションのSAFR(セイファー)が活躍していくことを期待しています。
 

顔認証ソリューションについてのご質問や、皆さまが抱いている課題などがございましたら、お気軽に下記お問い合わせ先までご連絡いただけますようお願いいたします。
 


 
広告主(お問合せ先)

株式会社NTTドコモ 法人ビジネス本部 5G・IoTビジネス部 ソーシャルイノベーション推進・ソリューションデザイン担当

face-recognition-pr-ml@nttdocomo.com   ホームページ:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/5g/

 

リアルネットワークス株式会社

電話:03-6871-9351(SAFR™専用)   sales-leads@realnetworks.com   ホームページ:https://safr.com/

 


 
 
第一回の対談「特別対談① 非接触認証の可能性 ~5Gと顔認証~【PR】」はこちらからご覧いただけます。

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