セキュリティ

施工費用と労力の軽減にもなる同軸ケーブルを用いた防犯カメラと周辺機器ネットワーク|SECURITY SHOW 2021

セキュリティ警備業
サン電子

テレビ共同受信システム機器や情報通信システム機器を販売するサン電子株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長:篠田英二)のブースからは「同軸LANソリューション」と「防災行政無線スピーカー向け高出力アンプ」を紹介。

「同軸LANソリューション」は、防犯カメラと録画機やモニタ用PCのネットワーク上でメディアコンバーターと呼ばれる機器を用いて一部区間を同軸ケーブルで伝送する事により、LANケーブルに比べデータ送信可能な距離が長くなり電源も同時に供給できるというもの。また、LANケーブルだけのネットワーク構築に比べ施工の労力や費用も軽減できるといったメリットがある。地上デジタル放送が伝送されているテレビ端子を使用してネットワーク機器の時刻を同期する「タイムサーバー」は、標準電波(電波時計)やGPSが受信しにくい場所やネットワークが分離された場所でも時刻情報の提供を可能にする。テレビ端子さえあれば設定も簡単で、コンパクトなので場所もとらない。

同軸LANソリューション

東日本大震災の発生から10年の節目を迎えた今年。近年は毎年のように大規模な自然災害が発生し、世間の防災意識が高まっている。ということで目に止まったのが「防災行政無線スピーカー向け高出力アンプ」。災害等が発生した際、地域に避難指示などを行う防災無線。しかし、実際に災害等が発生すると肝心な放送が聞こえなかったり聞き取れなかったりするケースもある。そんなリスクを軽減する目的で開発。100Wのアンプユニットが最大4台まで搭載可能で、既存設備にも追加で設置できる省スペースで高出力なアンプ。広いエリアをカバーし、音声も聞き取りやすくなるという。できることなら、防災無線が鳴り響かない日々が続くことを願いたい。

(藤原 広栄)

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