女性スタッフによる総合セキュリティアテンダントサービス

　東宝総合警備保障株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役会長兼CEO：龍原正）は、女性のみで構成されたチームによる総合セキュリティアテンダントサービスの提供を開始した。同社では、女性警備員の増員を目的に結成され、接遇マナー等のスキルを備えた女性警備員チーム「TOHO SS レディース®」によるサービスが好評を博している。

　しかし、警備員であるがゆえに様々な制限が足かせとなり、対応したくてもできない事例が多く見られるようになってきた。例えば大型施設等、規模が大きければ組織が複雑になり、担当者にたどり着くまで時間を要しがちだという。もし、そこで対応を誤るとトラブルになる可能性がある。昨今は、SNS等で風評が拡散され、営業・運営に支障をきたす場合もあり、そんな問題を解消するためには一次対応を迅速に行う必要がある。

　

　そこで、施設を利用する人たちに安全安心だけでなく、より心地よいサービスを提供するために考案されたのが「SAFETY HOSPITALITY ATTENDANT℠」。警備、受付、コンシェルジュといった業務を、総合的な接客型セキュリティサービスとして提供するのが目的。スタッフは警備員（1号警備）の社内研研修、元国際線CAによるマナー研修、英会話レッスン等を受講し、同社オリジナルの「おもてなし警備検定」合格者のみで構成（スタート時点で21人）。警備員とCAのスキルをあわせ持ち、一次対応のプロフェッショナルとして様々な状況に対応できるよう教育されているという。主な対応業務は、施設内及び周辺の案内、外国人対応、施設内の安全点検、けが人・急病者の一次対応、非常時の避難誘導等。サービス提供先としては、大規模商業施設、駅、観光案内所、企業受付等を想定。今後も外国籍スタッフを増やす等して、ワンランク上のグローバルなアテンダントサービスを目指す。

 

（藤原　広栄）