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“国際体操大会”オリンピックに向けたコロナ感染対策は、警備業・ビルメンテナンス業にも試金石

国立

新型コロナウイルス感染拡大以降はじめての国際競技大会が東京で開催されるのを受け、参加選手への感染防止対策が注目されている。
新型コロナウイルスが世界中で感染を拡大している中、中断していた国際大会が再開の兆しを見せている。
再開には、新型コロナウイルス感染防止のためのPCR検査の実施基準や行動制限が伴う。これらを厳格に遵守することによって感染を防止し、健全なスポーツの祭典が可能となる。最近開催されたテニスの全仏オープン、トライアスロン世界大会では、行動制限を守らなかった選手に対し、出場資格のはく奪や罰金などの処分が科される規則が設けられている。
 オリンピック競技としてはじめて東京で開催される「国際体操大会(11月8日)」では、海外3か国の選手と日本の選手によって競技が開催されるが、感染拡大防止策として、参加選手には、毎日のPCR検査の実施、行動制限の徹底を遵守する誓約書の提出が条件とされている。
 具体的な大会計画では、参加選手はチャーター機で大会4日前に入国、滞在中は毎日PCR検査を受けて陰性を確認し、移動には公共交通機関を使用しない。また、決められた場所以外の外出は禁止されている。日本選手も同様の規制を受ける。
 東京五輪組織委員会もこの国際体操大会は、東京オリンピックを見据えた新型コロナウイルス感染防止対策が講じられ、コロナウイルス感染下でも国際競技大会が開催できることを国内外に示す絶好の機会と受け止めており、1年延期された東京オリンピック・パラリンピックへ向けた課題を確認したいという。
 この国際体操大会には、警備業もビルメンテナンス業当然関る。つまり、我々も東京オリンピックへの試金石として、新型コロナウイルス感染防止対策が講じられなければならない。参加選手以上に行動範囲が広い業務の性格上、感染する要因は多いと考えられるので、PCR検査の励行と厳格な行動計画に基づき、感染防止対策を徹底しなければならないのではないか。
 警備業・ビルメンテナンス業の方々には、この大会を契機に課題が洗い出され、それが大きな成果を見出して、日本中の人々が待ちわびた東京オリンピック・パラリンピックの安全な開催の糧となることに期待したい。頑張れ日本、頑張れ我らの業界

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