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会社キャラクターデザインを公募し幅広い層から応募

セキュリティ警備業
会社キャラクターデザインを公募し幅広い層から応募

都市総合警備保障「警備の世界をより身近に」がキーワード

「予想以上の応募がありました」と
喜ぶ設楽三恵社長
都市総合警備保障株式会社の
フェイスブックから

 「警備の世界をより身近に」をキーワードに、東京都立川市の都市総合警備保障株式会社(設楽⦅したら⦆三恵・代表取締役)が会社のキャラクターデザインを公募したところ、主婦や会社員、中学生ら幅広い層から160通を超える応募があった。同社初の試みで「あまり来ないかも」との不安があったが、予想以上のうれしい誤算となった。造形作家やデザイナーら6人の審査員が2月3日に優秀賞(賞金10万円)、優秀賞(同1万円)、いーたち賞(「いいね!立川」から。商品未定)各1点を選び同社のPR活動に活用する。

キャラクターデザイン公募の
イメージ写真
都市総合警備保障株式会社の
フェイスブックから

 同社は多摩地区を中心に、車両や歩行者の誘導などの警備業を行う会社として1997年4月に設立された。設楽社長は母、姉の跡を継いで2006年から社長に就任し、きめ細やかで小回りの利くサービスを提供すると同時に、「警備」につきまとう3K(キツイ、キタナイ、キケン)のイメージ払拭にも力を入れてきた。母以来続けてきた「警備業は女性が活躍できる職場」というアピールもしっかりと受け継いでいる。4年前には「警備員になろう!」というキャッチコピーを考えて地元を走る路線バスや鉄道に広告を打ち、自社のホームページにも掲げた。昨年10月にはコピー広告をラッピングしたバスも走らせた。厚労省が就職氷河期世代に向けて全国警備業協会に委託した短期資格等習得コース事業のコピーがたまたま同じものになり、驚いたという。設楽社長は「パクッたんじゃありませんよ」と苦笑する。

『警備員になろう!』のコピーを
ラッピングバス広告に
都市総合警備保障株式会社の
フェイスブックから

 今回の公募もそうした取り組みの延長線上にある。昨年夏に社内で「警備を身近に感じてもらえ、生活の一部であることが伝わるキャラクターを作ろう」という話になったとき、「どうせなら地域の人に参加してもらおう」と公募することにした。日ごろ付き合いのある地域メディア「いいね!立川」(https://iine-tachikawa.net)の編集長に声をかけてもらい、地元のラジオ局「FMたちかわ」の代表や立川に工房がある銅板造形作家、地域にゆかりのあるデザイナーらに審査員になってもらった全国の公募事業を扱うガイドブックに載ったこともあり、東京以外の地域からも主婦、会社員、美術系専門学校などの学生のほか、中学生からも合わせて165点の作品が寄せられたという。設楽社長は「地域以外の人たちからは立川市のホームページを見たり、当社のサイトを参考にしたりしてデザインしたと思える作品が見受けられます。ほんとに来るのかなと思っていましたが、わざわざこちらのことを調べてもらったものまで含め、この数になるとはびっくり。ありがたいことです」と喜ぶ。

 最優秀賞などの入賞作品は「第1回 警備の世界を身近に 会社キャラクターデザイン アワード」として同社のホームページ (xn--ruqsr68f45n953bpbrd4idkl.jp)などに掲示され、LINEスタンプやグッズに利用される予定だ。

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