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令和3年秋の全国交通安全運動期間中の交通事故死亡者は63人

一般事故
令和3年秋の全国交通安全運動期間中の交通事故死亡者は63人

 9月21日から30日まで10日間にわたって実施された令和3年秋の全国交通安全運動期間中の交通事故発生状況が、10月1日に警察庁から発表された。交通事故による死者数は63人、前年同期比で25人減少(−28.4%)し、最近10年間では最も少なかった。

最近10年間の秋の全国交通安全運動実施期間中の死者数の推移(参考)

 死者数の内訳は次の通り。年齢層別では15歳以下が1人、16〜24歳が4人、25〜29歳が0人、30〜39歳が5人、40〜49歳が4人、50〜59歳が6人、60〜64歳が0人、65歳以上が43人。状態別では、自動車乗車中が16人(内シートベルト着用8人、非着用7人、不明1人)、二輪車乗車中が12人、自転車乗車中が10人、歩行中が24人、その他1人。昼夜別では、昼が44人、夜が19人。日別死者数は、21日5人、22日5人、23日7人、24日2人、25日2人、26日7人、27日10人、28日10人、29日6人、30日9人。

 交通事故発生数は8,147件で、前年同期比で123件減少(−1.5%)。負傷者数は9,760人で、前年同期比で188人減少(−1.9%)。9月30日時点での今年の累計死者数は1,829人で、前年同期比で159人減少(−8.0%)した。都道府県別の交通事故発生状況は表の通り。死者数が0だったのは、青森、秋田、山形、栃木、富山、石川、福井、岐阜、京都、鳥取、島根、愛媛、福岡、佐賀、長崎、熊本、沖縄の17府県だった。

都道府県別交通事故発生状況

 交通事故発生件数、負傷者数、死者数とも前年を下回ることができたものの、死者数の68.3%を占めた65歳以上の高齢者の交通事故死の構成率は高止まり状態にある。

* 数値は速報値であり、後日修正されることもあります。
* 詳細については警察庁ホームページ参照(https://www.npa.go.jp/news/release/2021/20211001akikou.html

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