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今年も『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO 2019』が11月13日(水)~15日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された。

イベント関連特集記事インタビュー
今年も『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO 2019』が11月13日(水)~15日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された。

ビルメンヒューマンフェアは、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会が1991年以降隔年で主催してきたが、2014年からは、クリーンEXPOを毎年主催している一般社団法人日本能率協会と共催で2017年から『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO』と称し開催致してきた。
昨年の2018年は、150社、250ブースの資機材出展と12,000名以上の来場登録者が集い盛況に終えたところであるが、本年は、日本国内の人口減少が進む中、清掃スタッフをはじめビルメンテナンスの現場では、深刻な『人手不足』が喫緊の課題となっていることを受け、①いかに効率をあげて、今までより少ない人手や短時間で対応できるか、②新しい人材をいかに確保するか、③人手に頼らず代替できる手はないか、でも品質は担保したいといった悩みを抱えている人が毎年ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPOに来場していることがアンケートから浮き彫りとなり、また、一方では、技術の発達や柔軟な働き方、国外からの人材登用など今までの制約にとらわれない発想により問題を解決できるソリューションも出てきていることから、これらは、ビルメン業界への参入が大きなビジネスチャンスなり得るはずである。
このような業界背景のもとに、2019年『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO』では、「人手不足対策」に特化したコーナーを立ち上げ、来場するメンテナンス関係者との商談機会を創出するとともに、出展対象を人材派遣業、IoTソリューション、コンサルティングに絞り込み、フェア等のテーマを明確にして、ビルメンテナンス・清掃業をはじめとする幅広い来場者との新しい出会いの提供が、ひいては、人手不足対策や業務の効率化などの喫緊の課題解決の一役を担うものと確信できるほど、終日出展者と参集者の交流の熱気で溢れていた。
2日目には、2年に1度の第16回全国ビルクリーニング技能競技会が今年も展示会場内で開催された。
この競技大会は、日本一のビルクリーニング技能士の栄光をかけ全国の精鋭達が集う競技会である。競技は、20分間の持ち時間で、除塵、洗浄、汚水取り、仕上げ拭き(2回)、床維持剤塗布を行うものである。A面とB面2が同時に京義をする方法で行われ、これに9組18人が日頃の技術を競った。社運を賭けた競技に応援も熱が入り、まさに日本一を競う競技大会であった。
今年も177社の出展があり、延べ12,776人の入場者があった。出展の数社から展示会での反響等を聞いてみた。

 

《株式会社ナノテックシステム》担当 代表取締役 兼頭英侍氏

◇ この展示商品のセールスポイントをアピールしてください。

◆ 今回は、ナノテックホスピタルシステムという新製品です。このシステムは、病院清掃に特化した洗剤・資材ラインナップです。感染源となる汚れを迅速かつ効果的に落とすことで、人と空間への安全性にも配慮しています。特徴は、感染対策(ゾーニングを徹底し、感染経路となるホコリの飛散を防ぐ資材と安全な抗菌水を提供)、対白化性(消毒用アルコールの飛散するフロアーを白化から守る)、環境配慮(生分解性が高く、危険な溶剤や剥離剤が不要なので来院者に安全な空間を実現可能)、効率化(イオンが汚れを分解し、少量でも効果を発揮、清掃時間を短縮し、汚れの再付着を抑制)に優れたシステムです。中でも、ギム状のアルコールの白化現象を99%以上カットでき、剥離も出ないし、なによりワックス感覚で使用できることです。

◇ 今後の展開はどのようになりますか?

◆ ナノテックホスピタルシステムは、企業会員制となっており、会員には、ナノバブル水を製造する「ナノバブルアダブター」を提供します。全国で講習会を開催しながらマニュアルを活発化する活動を行って参ります。

◇ 個別企業等の要望があれば、この商品のデモンストレーションは実施されるのですか?

◆ 個別企業へわざわざ行くということになれば、事前に打ち合わせ等を行って、実行することになります。

◇ この商品に対する問い合わせ窓口又は担当者は、おられますか?

◆ ハイ、加納早苗というものが担当しておりますので、問い合わせください。

◇ ありがとうございました。新たな展開や新製品等ができましたらお知らせください。(株式会社ナノテックシステムwww.nanotech-system.com )

 

《イオンディライト株式会社》担当 清掃事業本部 永岡大輔氏

◇ この展示商品のセールスポイントをアピールしてください。

◆ T7AMRは、AIと多層センサーを搭載した自律清掃型の大型床洗浄機(床清掃ロボット)です。1時間当たり2,300平方メートルの清掃能力があり、完全稼働時間は3.5時間以上となっているため、一度の充電で約7,000平方メートルの清掃が可能です。大型施設の床清掃に適しており、他の床清掃ロボットと比較しても、大規模なエリアを効率的に清掃できることが魅力だと考えています。

◇ 今回の展示会での手応えや成果等はありましたか?

◆ 初めての出展でしたが、企業の代表者の方をはじめ、同業他社や海外では、中国、アジアの方からも興味を持っていただきましたので、反響もあり手応え十分でした。

◇ 現在T7AMRが稼働している施設を紹介してください。

◆ 国内では大型商業施設や病院、海外では北米で稼働しております。

◇ 今後の営業展開等をお聞かせください。

◆ これまでの国内、北米等の実績を基に、国内の大規模施設や空港施設のほか、中国やアジアも視野を入れて営業展開していく考えです。

◇ ありがとうございました。また、新たな展開や新製品ができましたらお知らせください。(イオンディライト株式会社www.aeondelight.co.jp

 

《株式会社コーワ》担当 営業部課長テクニカルコーディネーター 小崎浩正氏

◇ この展示商品のセールスポイントをアピールしてください。

◆ この掃除機は、ヘッドにモーターで駆動する回転ブラシを装備していますので、自走性が高く操作性が非常に楽です。300ミリ幅のヘッドで事務所や客室の中を清掃し、400ミリ幅のヘッドで広いロビーや通路を清掃するなど清掃場所に合わせて使い分けることができます。本体の性能は、業界1位の仕事率500Wの強力な吸込み力が有ります。よって、回転ブラシでゴミを掻き出し、強力なパワーで吸込むので清掃能力が高く、操作性が非常に高いので、従来機よりも50%の作業効率改善が見込めます。今までお使いのアップライト掃除機エリア、ポット型掃除機エリアのどちらにも一台二役としても対応可能になります。高齢化社会の中にあって、人が集まらず外国人労働者に頼らざるを得ない業界です。このような現状の打開策として、清掃資材に多少のお金を使っても当社の「tanQestα—1」使っていただければ、その成果として人件費の削減ができるものと確信を持っております。

◇ 今回の展示会での手応えや成果等はありましたか?

◆ 来年2月末からの販売開始ですが、展示品を直に触れてもらった結果、ヘッドが自走するので大半の方が驚いておられました。自走する理由は、ヘッドに内蔵されたモーターの力で回転ブラシを回すので自ら走り、作業効率もアップすることになります。体験希望の方が非常に大勢参列され、体験された方は「いつ発売されるのか」、「すぐほしい。2月末まで待てない」と大変大きな反響をいただきました。また、この業界でも画期的な商品として注目されています。

◇ 2月末以降の購入方法はどのようになるのですか?

◆ 普段お取引されている問屋さんを経由して購入可能なルートを準備していきます。まず、当社のホームページで商品の特徴スペックをご確認いただき、ご検討をお願いいたします。作業効率改善のお手伝いをできるように、発売準備を進めてまいります。

◇ ありがとうございました。新たな展開や新製品等ができましたらお知らせください。( 株式会社コーワwww.kowa-ne.co.jp

 

今年も2大展示会が融合した国内で最大のビルメンテナンス専門B to Bイベントとなり、衛生管理・設備管理・警備・ビルメン全般の分野に特化した資材展示と様々な会場内企画の実施を通じて業界の商談や交流・情報交換の場を作ることが、『ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2019』の特徴と主催者が企画したとおり、出展者の声を聴くとその成果がもたらされたフェア等であったと確信する。

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