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ドローン対策に全周囲・連続監視・飛来方向の特定が可能な検知システム。常設型そしてその先へ

特集記事インタビュー
ドローン対策に全周囲・連続監視・飛来方向の特定が可能な検知システム。常設型そしてその先へ

SEECAT(テロ対策特殊装備展’19)の続編です。

昨今問題となっている、不審ドローンに対する対策が警備・ビルメンテナンス業でも同様に課題となります。

今回のテロ対策特殊装備展’19においてもドローン対策のブースが多く見られました。

その中でも、東芝エレクトロニックシステムズ株式会社のブースに展示していた「ドローン検知システム」についてレポートします。

 

常設型の「ドローン検知システム」はドローンから発信される信号を検知し、電波の方向を測定。アラームとともに地図上に表記します。

これが非常に見やすく地図と装置からの画像で表示されます。実際話をお伺いしたところ、「カメラ画像上にドローンを表示するのが特徴。また、人間の目で見えるのではないかと言われますが、ドローンは基本的に小さいので確認は容易ではない、但しカメラ画像上の位置を意識してその方向を注視する事でドローンを見つけることができる。」との話でした。

その話を聞きながら画像や地図などを見ていたのですが、わたくしの想定よりも検知の距離を遠くに設定しているので、とても普通には探せない距離です。ただ、お話の通りおおよその方向さえわかれば注視によって認識が可能です。

また、どのように検知しているかについてはシークレットとのことです。言えることは検知装置から電波は出さないので無線局申請や免許は不要で設置が可能。ドローンとそれ以外の信号を解析する事でドローンを判別しているということで、警備の目的は達成できる仕様になっています。

常設型は台風にも耐えることができ、電源さえあれば365日警備室で監視が可能になっています。一台で90度の監視が可能になっているので複数台の設置で全周囲を監視可能です。

さらに、今回は詳細を記事にできないのですがコンパクトのうえ一人で持ち運びができる装置も目にしました。まだリリースしていないとのことで皆様に詳細をお伝えできないのが残念です。当サイトで商品リリースのときにはお知らせできる日をお待ちください。

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