インターネット活用したゴミ、トイレ管理システム | 山崎産業株式会社

　感染対策用品を「CONDOR（コンドル）」ブランドで展開している山崎産業株式会社（大阪市浪速区、伊東廸之社長）のブースで目を引いたのがトイレ。

もちろん、ダミーのトイレだが、展示されていたのは近年同社が力を入れているインターネットで様々なモノをつなぐ「ＩоＴ」技術を利用した「スマートトイレ管理システム」だ。

トイレのドアに取り付けられたセンサーが、ドアの開閉間隔や回数を検知して個室での滞在時間、利用頻度を、インターネットを通じて管理室のパソコンや清掃クルーのスマホなどに送信。

その情報を元に、クルーが掃除やトイレットペーパーの補充に行く。

同社第二営業本部商品部の上瀧秀貴次長は「トイレのどの個室がよく利用されるかを把握でき、無駄なく必要に応じた掃除ができます」と話す。

異常に長い滞在時間の個室があればその情報も送信され、クルーが確認に行くこともできる。個室の空き状況も利用者向けに表示でき、待ち時間のストレス緩和にもつながるという。

すでに東京都内の大学のトイレに導入され、評判は上々だそうだ。

同様のＩоＴ技術を使ったゴミ箱管理システムも、同社が他社に先駆けて完成させたという。ゴミ箱にたまったゴミの嵩（かさ）を赤外線で感知し、いっぱいになった時点で回収することができ、作業の効率化に役立つとしている。