災害時の危機管理だけでなく業務効率も高める情報共有システム
クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、コンピューターシステム、ネットワークシステムの販売などを手がける日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡昭良)のブースでは「災害ネット」のインフォメーションが行われていました。
災害情報を時系列にホワイトボードに書き出す作業(クロノロジー)は、業種・業態に関わらず定着している手法で、それをシステム化したのがクロノロジー型危機管理情報共有システム「災害ネット」。リアルタイムで何が起こっているのかを把握できる災害情報収集・共有ツールで、現場に負荷をかけることなく、リアルタイムに情報を共有することができるといいます。
このシステムは災害時という特異な状況の情報共有に対応するため、シンプルな操作にこだわっているのも大きな特徴です。そのひとつが、収集した情報を時系列に記録し、必要な情報を上位にエスカレーションするクロノロジー(時系列)機能。そして、拠点や工場、店舗などが被災状況を入力し、アンケート形式で回答。その内容を集計して一覧表示する集計表機能。この二つが代表的な機能となっています。
官公庁、自治体、鉄道、空港、銀行、不動産、エネルギーといった団体・企業に導入されており、災害時だけでなくビル管理企業では普段の業務にも役立てられています。クラウド上に現場の写真や情報をアップすれば一括して物件の状況を管理でき、共有された情報はスマホなどで外出先でも確認可能なため、労力も軽減できるといいます。