災害時に離れて暮らす人に避難を促す「逃げなきゃコール」にNTTドコモが参画
2018(平成30)年の7月豪雨で避難をせずに被災した人が多かったことから、2019(令和元)年5月から始まった「逃げなきゃコール」。この取り組みは、情報を発信する行政と情報を伝えるマスメディア、ネットメディアによって立ち上げられた「住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト」の一環として開始。スマートフォンアプリやSMS(ショートメッセージサービス)の地域登録機能を活用し、事前に離れた場所で暮らす家族等の地域を登録することで、登録した相手の地域の災害情報をアプリやSMSを通じてプッシュ型で受け取れるようになり、危険が差し迫った状況であれば直接本人に電話して避難を促すことができるようになった。
これまで、国土交通省がNKH、ヤフー株式会社、KDDI株式会社の協力を得て進めてきたが、4月27日には今年度の出水期から新たに株式会社NTTドコモ(サービス開始は6月頃を予定)が加わることを発表。利用できるキャリアが増えることで、国土交通省では災害の危険が迫った際にはより多くの人に家族等への避難を呼びかけてもらえるように、参画する各社と連携しながらさらなる周知を図っていく。
アプリやサービスの詳細については、国土交通省「逃げなきゃコール」サイト参照(https://www.mlit.go.jp/river/risp/policy/33nigecall.html?id=01)
(藤原 広栄)