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日本最大のバックオフィス向け 展示会最新ソリューションが一堂に集結!

日本最大のバックオフィス向け 展示会最新ソリューションが一堂に集結!

「【東京】総務・人事・経理 Week」 が5/10(水)~12(金)までの3日間、東京ビッグサイト東展示場で開催された。  (於:東1~6ホール)


【東京】総務・人事・経理 Week とは

総務・人事・経理・法務・経営者などが来場する「バックオフィス向け展示会」です。
9つの専門展で構成され、管理部門向けのあらゆる製品・サービスが一堂に出展!
出展社と来場者の間で、直接商談も可能。出展社の売上・販路拡大や来場するバックオフィス部門の課題解決の場として、年々規模を拡大しております。

(主催者発表による)


東京ビッグサイト入口付近
東京ビッグサイト入口付近
展示会場案内図(筆者撮影)
展示会場案内図(筆者撮影)

5月12日(金)、筆者は、 同展示会を訪れたので注目した企業のいくつかについて、まとめてみた。

 主催は、「RX Japan株式会社」で、これまでにも約17年間にわたり様々な展示会を企画・開催されていることで、ご存じの読者も多いのではないかと思う。
 主催者によれば、来場者数にあっては、2023年に開催する名古屋、関西、東京展(春・秋)、オンライン展の来場見込み数の合計は、11万5千人を想定している。
また、累計1万7千社が出展をして、売り上げ拡大につなげているとの記載が同社のHPに記載があったことを付け加えておく。
 今回開催の【東京】総務・人事・経理Weekは、9つの専門展で構成されていた。

①働き方改革 EXPO
<出展対象製品>
テレワーク支援、会議システム、ワークプレイス構築、RPA・業務自動化 など

②HR EXPO
<出展対象製品>
人事管理システム、教育・研修、採用支援、HRテクノロジー など

③福利厚生 EXPO
<出展対象製品>
福利厚生代行・ギフト、健康経営、育児・介護、財産形成、自己啓発 など

④会計・財務 EXPO
<出展対象製品>
財務会計システム、経費精算システム、請求書電子化、経理・財務代行 など

⑤総務サービス EXPO
<出展対象製品>
文具・事務用品、出張管理、車両管理、光熱費削減 など

⑥オフィス防災 EXPO
<出展対象製品>
災害対策製品、備蓄品、発電・蓄電、非常用通信、感染症対策 など

⑦法務・財務 EXPO
<出展対象製品>
リーガルテクノロジー、契約作成・管理サービス、社内規定作成・整備サービス、債権管理・回収サービスなど

⑧広報・IR EXPO
<出展対象製品>
広報・IR支援、企業ブランディング、ツール作成・企画、デジタルPRなど

⑨健康経営EXPO
<出展対象製品>
健康管理システム、 健康支援アプリ/プログラム、ストレスチェック、 メンタルヘルスケアサービスなど

今回は、「第18回オフィス防災 EXPO春」を取材した中から一部をご紹介したい。

当日配付の会場図から
取材した小間(ブース)の場所 当日配付の会場図から
展示会場の様子(筆者撮影)
展示会場の様子(筆者撮影)

最初に、ご紹介するのは、会場図の上方右から、「旭化成ゾールメディカル株式会社」の非医療従事者向け自動除細動器「ZOOLⓇ AED PlusⓇ 」である。
 同機器は、「世界初!胸骨圧迫ヘルプ機能を備えたフル・レスキューAED」というキャッチコピーに筆者も驚いたので早速、同機能について同社の「救命医療器事業本部 第二営業部の綾部 主査 様」から実機を用いて、お話をうかがった。
 「胸骨圧迫ヘルプ機能」と訊いて読者の皆様も頭の名の中で真っ先に思い描くのが、「これは、あの結構体力が必要な両手で胸骨圧迫をすることが負担にならずにCPRができる素晴らしい機器なのでは?」と、お考えになられた方も多数おられたのでは、と思料する。
 「胸骨圧迫をヘルプしてもらう」という点では、確かに表記の通りなのであるが、しかし、この機器は、適切な救命処置を手助けする5つの特徴の内の1つとしてAED本体中央にあるディスプレイ表示と、音声ガイダンスがより質の高い胸骨圧迫へガイドすると、同社配付の資料には、記載があり、実際に行う圧迫を体力的に補助するものではないことを、当日は、実機を使用して筆者も訓練用人形を使って胸骨圧迫を行ってみたが、「成る程これは、実効性を体感できる。」と、大いに感じたところが多かった。
 それでは、5つの特徴を配布の資料を用いて以下に挙げてみたい。

①AED本体とパッド(配布資料より)
①AED本体とパッド(配布資料より)
②AEDと適切な胸骨圧迫について(配布資料より)
②AEDと適切な胸骨圧迫について(配布資料より)
③特徴1と2について(配布資料より)
③特徴1と2について(配布資料より)

特徴1
“「世界初の胸骨圧迫ヘルプ機能」で適切な救命処置をサポート”

 ①の画像をご覧いただくと、一目瞭然であるが、AEDの中央にディスプレイがあり、③の画像1の様に、圧迫が不足している場合と圧迫が十分な場合の表示がそれぞれ異なっており、視覚によって確認できる点が最大の特徴と考える。
 しかも、同時に音声ガイダンスにより、圧迫が不足していると「もっと強く押してください」と、応援?してくれる点も特筆したい。
 筆者も「応急手当普及指導員」の再講習以来、久しぶりの訓練用人形を使用しての胸骨圧迫をおこなってみたのだが、音声ガイダンスの「もっと強く・・」を聞いたと同時にディスプレイ右端の「圧迫深度インジゲーター」を確認して「5㎝深度」の位置に合せる様に意識して強く圧迫すると、「胸骨圧迫は、有効です。」とのカタカナが表示され正しく実施できたことが直ちに確認することができたのには、驚いた。
 これは、CPR(Cardiopulmonary resuscitationの略 心肺蘇生のこと)を要救助者に対して行ったことがある方は、「この程度の圧迫で本当に効果は、あるのかな?」と必ず思うことでは、ないであろうか?
 目と耳で確認しながらCPRを行えるというのは、緊張する場面では、非常に有効であると考える。

特徴2
 “初めてでも迷わず貼れる 「一体型の成人用パッド」”
 ①の画像の本体下にある「パッド」の全体をご覧いただきたい。
 従来型だと2枚のパッドを別々に開封して、それぞれ正しい位置に貼った後、解析した評価により除細動が必要かどうかをAEDが自動で行うのだが、慌ててしまう状況などでは、パッドの位置を誤って貼ってしまったことにより、解析が正しく行われることが、無かったり、除細動の効果が十分に発揮出来ないなどの問題も多々あると聞くなかで、この成人用パッドは、一体型(小児用は、従来と同じ2個とも別々)であるため、③の画像2の様に「加速度センサー」(赤色の十字部分)を胸部中心にして、タブを引っ張るだけで誤ることなく簡単に装着することが可能である。

④特徴3~5について(配布資料より)
④特徴3~5について(配布資料より)

特徴3
 “メンテナンスの手間とコストを削減 「5年間消耗品買い替え不要」”
 パッドは、使用すれば新しいものを補充することになるのは、当然であるが若干前に導入した機種によっては、「パッドは2.3年経過したら買い換えて下さい。」と表示がある物も少なくないが、こちらは、5年間消耗品買い替え不要で製造日より、有効期限は、66か月(未使用の場合)とあって、10本パックのバッテリーも通常の待機状態で、こちらも5年間買い替え不要。    (画像④の3を参照、願いたい。)
 併せて本体の保証期間も5年間でメンテナンスの手間とコストを削減している。

特徴4
 “「絵文字インジゲーターと音声ガイダンス」で初めての救命をガイドします”
 ①の画像の本体をご覧いただきたい。
 緑色の太いサークルの左側▲部分を始まりに時計回りで5つの絵文字による表記があり、音声によるサポートもされることから、工場などの騒音レベルが高い環境でも使用が可能とのことである。
 絵文字表記は、画像④の4にある赤枠内の5種類をご確認いただきたい。

特徴5
 “さまざまな場所で使用可能な「IP55の防塵・防水性”
IP55とは、JIS-2137で定められた、防塵・防水規格のことで規格の内容は、防塵形で、粉塵が内部に浸入することを防止する。
また、若干の粉塵の浸入があっても正常な運転を阻害しない、尚且つ、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けないものであるとされていることから、使用場所に左右されることは、殆ど無い機器であると言えよう。


⑤特徴3点について(配布資料より)
⑤特徴3点について(配布資料より)

 次に、ご紹介するのは、突然に踊り出すことで話題のCMをご覧になった読者も多いであろう、トヨクモ株式会社の「安否確認サービス2」である。

 ⑤の画像中にもある通り、このサービスの特徴は3点で、
 1.安心の稼働実績 2.マニュアル不要の簡単操作 3.情報共有・対策指示とのことで、導入社数は、3千社以上と同社配付の資料に記載がある。
 どの部分が、同様サービスを提供している他社等と大きく違うのかを、同社の「マーケティング本部 セールスグループ 渡部 様」に尋ねたところ先ずは、高度な自動集計能力について説明を受けた。
 氏名に始まり、怪我の有無・家族の安否・出社の可否と参集する際の交通手段など数種類の項目について、ユーザーからの回答を基に自動で集計を行い回答状況含めた全体の集計結果を安否確認や災害対策に瞬時に運用できる点が多数の導入実績に繋がっているとのことであった。
また、初期費用無料や30日間の無料お試し、料金プラン設定も4種類あることなども多種多様なユーザー確保に選ばれている理由ではないであろうか?
 尚、通信手段にあっては、災害時にも途絶することが少ない「パケット通信」を使用している。           (特徴については、画像⑥と⑦を参照、願いたい。)

⑥特徴について1(配布資料より)
⑥特徴について1(配布資料より)
⑦特徴について2(配布資料より)
⑦特徴について2(配布資料より)

 3つ目にご紹介させていただくのは、「反社チェック業務代行」と、何やら馴染みの薄い業務についてである。
 読者皆様も「反社チェック?」と言われても、漠然とした印象しか持てないのではないかと思うが、「反社」とは略語で正式には、「反社会的勢力」であり、法務省の指針による定義では、「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」とあり、暴力団と資金的なつながりを持っていて、その威力を活用して株価操縦やインサイダー取引などで利益を得ている集団などを指す。
本来は暴力団や準構成員に含まれていないため、企業だけで見極めるのが困難なこともある。
 また、社会運動や政治活動団体を標ぼうして、不当な利益を得ようとする団体や個人を指すものもある。
これらは、右翼政治活動や同和運動などの正当な社会活動を装って、企業に寄付金を強要したり、機関紙を押しつけて高額な購読料を請求したりしている。
 他にも色々と手を変え品を変えてと、手口は、様々である。
これらのことから、反社と知らずに誤って取引を始めてみたり、既に取引中ではないかと、調査するにしてもそのノウハウや時間を費やすことが出来なかったりすることが、大手企業を除けば殆どではないだろうかと考える。
この調査をAIを使って早く、安く、確実に業務を代行するのが「オープンアソシエイツ株式会社」である。
同社の「RaaS事業部 営業 倉島 様」に取材した内容について配布資料を基にご紹介する。                        (画像⑧と⑨を参照、願いたい。)

⑧サービスのイメージ1(配布資料より)
⑧サービスのイメージ1(配布資料より)
⑨サービスのイメージ2(配布資料より)
⑨サービスのイメージ2(配布資料より)

 具体的な調査の流れとしては、 (同社のHPより)

1.取引先登録はExcelをドラッグ&ドロップで簡単一括登録取引先のチェックは何件でもまとめて1クリック自動検索。

2.AIが関連する記事を3段階で自動選別注目度の「 高い 」見逃せない記事から
効率よく確認できます。

3.証跡の取得はまとめてダウンロード、都度保存をしていた証跡作業をなくします。

4.インターネット記事と新聞記事を1クリック同時検索別々に検索する必要はもうありません。

5.調査対象の取引判断や証跡を全て一元管理して社内共有や定期チェックの対象確認を瞬時に行うことが可能です。

また、検索のキーワードの具体的な文言としては、

粉飾 横領 着服 背任 脱税 申告漏れ 違反 逮捕 送検 検挙 捜査 捜索 
指名手配 判決 提訴 告訴 罪 詐欺 不正 偽装 裏 疑 架空 暗躍 闇 
グレー 悪 暴力団 ヤクザ 総会屋 インサイダー 相場操縦 行政処分 行政指導

などと、入力すると、良いとのことであったが、なんでもかんでも入れれば良いというものでは、ないらしい。
確かに、ここに挙げた34個のキーワードで確度の高い「反社チェック」ができるのであれば、費やす時間とコスト的にも十分見合うものではないかとも考える。
 同社の倉島様によれば、お試し期間もあってその間は、1件100円程度で行ってくれるとのことであったので、ご興味のある読者がおられましたら如何かな?。

 最後に、ご紹介するのは、会場図中の一番下右隅の「テレネット株式会社」である。
 同社が提供している「N3(エヌスリー)」という機器であるが、これは、災害時に1つのキャリアが使用不能になっても他2つのキャリアの電波が強い方へ自動切替をすることにより、通信障害を回避するというなんとも強い味方である。
 「災害に強いモバイルルータ」という売り文句が筆者の興味を引いたことから同社、「営業部 西日本営業グループ 塚本 様」にお話を、うかがったところ先ず、驚いたのが「基本料0円」という設定があるとのことであった。
モバイルルータ(端末)を購入する費用は、資料によれば39,800円(税別)だが、端末を購入しても使用しなければ、ランニングコストは、0円の「基本料ナシプラン」が1GB/日から5GB/日の5種類で1日利用料と月額最大上限金額の2段階の定額で設定されていることであった。
何やら時間貸し駐車場の「夜間は、どれだけ駐車しても最大料金〇〇円!」みたいな印象を受けたのは、筆者だけであろうか?
また、恒常的に使用する方向けの「基本料アリプラン」も10GBから100GBの5種類でこちらは、月額の使用料として設定されているので詳細は、同社配付の資料をご覧いただきたい。

使用可能なキャリアは、ドコモ・au・ソフトバンクと大手3社の基地局をカバーすることで災害用途には、しっかり対応ができ、端末1台で同時に5~10台のスマホ類が使用可能であるとのことであった。
いつ来るかわからない大規模な災害発生時における通信途絶を回避するためにも、端末のみを先ずは、購入して「基本料ナシプラン」に設定して備えておくという選択もあるのではなかろうか?
詳しいスペックなどは、画像⑩の下部をご覧いただきたい。


おわりに
 
 今回は、AED、安易確認システム、AI型反社チェックシステム、モバイルルータと、全く共通性の無いものを選んでご紹介させて頂いたが、読者皆様にとって、どれか一つでもご参考や、お役に立つものがあればと思う次第である。
 ご覧頂き誠にありがとうございました。

執筆:防災士 小松 昌勝

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