セキュリティ

【警備業関係用語】⑱ 警備業務実施の基本原則・復権・間接圧迫法・金属探知機

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警備業関係用語

~今さら聞けない、覚えておきたい警備業関係用語~

各業界には業界特有の用語などがあり、警備業にもたくさんの用語があふれています。普段、何気なく使っている用語の意味を改めて確認してみませんか?
朝礼などでみなさんで確認するのもおすすめです。

1回につき4語の掲載で平日更新予定となります。


 

警備業務実施の基本原則(けいびぎょうむじっしのきほんげんそく)

警備業者及び警備員が警備業務を行ううえで遵守すべき基本的な決まり(法則)のこと。警備業法第15条では、まず、本条前段の規定に「この法律により特別に権限を与えられているものでないことに留意する。」と規定し、警備業務が他人の生命、身体、財産等を守ることを主な業務とするものであることから一見警察業務と類似性を有するが、警備業務は営利を目的として特定人の依頼に基づいて特定人のためにのみ行うものであり、公共の安全と秩序の維持に当たる警察業務とは本質を異にするものであるので、その業務実施に当たっては、あくまでも、私人のいわゆる施設管理権等の範囲内で行われるべきものであることを注意的に定めており、後段の規定では、「他人の権利及び自由を侵害し、又は個人若しくは団体の正当な活動に干渉してはならない。」と規定し、刑罰法令等に抵触する行為はもとより、他人の権利及び自由を侵害する行為のほか、必ずしも明白な権利侵害に当たらない場合であっても個人又は団体の正当な活動に不当な影響を及ぼす行為についても、これを禁止する旨を警備業務実施の基本原則としている。


 

復権(ふっけん)

恩赦の種類の1つで、政令によって又は特定の者に対して、有罪の言渡しを受けたために法令によって資格を喪失し、又は停止された者の資格を回復させること(恩赦法第9条、同第10条)。


 

間接圧迫法(かんせつあっぱくほう)

止血部位と心臓との間の出血部位に近い止血に有効な動脈の一点(止血点)を指で圧迫して止血する方法のこと。直接圧迫法だけでは止血できないときは間接圧迫法を用いる。


 

金属探知機(きんぞくたんちき)

電磁界の変化を利用して金属を探知する機械のこと。電磁界の波紋の出方が金属かどうかを判断し、アラーム・バイブレーション・ライト等で知らせる。鉄(磁石に付く金属)と非鉄(磁石に付かない金属)で感知する距離が違ってくる。また、その対象金属の大きさ(面積)によっても探知に差が出てくる。一般に鉄は感知しやすく、面積の大きい方が感知しやすい。


 

 

 

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