6冠獲得、スマートロックのプロフェッショナル|SECURITY SHOW 2021
「驚異の6冠獲得!」のキャッチコピーが目を引くのは「電子錠・電気錠のプロフェッショナル」をアピールする「株式会社エナスピレーション」(静岡県藤枝市、代表取締役社長:富井宏樹)。
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)が今年1月に行ったスマートロックについてのインターネット調査で、同社の戸建て・マンション用の「EPIC」シリーズが「顧客満足度」「口コミ人気」「セキュリティ満足度」「アフターサービス満足度」「使いやすい」「コストパフォーマンスが高い」の6項目で1位を獲得したのだという。電池式で電気工事が不要、既存のドアに後付けでき、スマホアプリ・指紋・ICカード・暗証番号・非常キーなどに対応し、スマホからスマホに合鍵を配布することもできる多機能型。鍵を持ち歩かなくてもよい便利さが売りだ。
そんなシリーズに最近加わったのが徘徊対策専用スマートロック。近年、認知症による徘徊が事故や犯罪につながることも多くなっているだけに、時代の要請に応じた製品といえるもの。通常のロックは内側からだと簡単に開けられるが、新製品は室内側から出るときも認証が求められるようになっている。訪問介護の担当者に解錠用のリモコンを渡したりワンタイム暗証番号を知らせたりすることもできる。同社営業部の佐藤迅さんは「老人ホームのほか、幼児が園外に飛び出しかねない幼稚園などでも使われています。特許が間もなく降りる見込みですが、一般家庭でも安心して導入できるよう価格をギリギリまで抑えました」と話した。
(阿部 治樹)