製品改ざんを防止するセキュリティラベル素材|SECURITY SHOW 2021
シールやラベルの粘着紙・粘着フィルムをはじめとする、多岐にわたる粘着関連製品を取り扱うリンテック株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:服部真)のブースからは、製品の改ざんを防止する3種類のラベル素材を紹介。
ひとつめは、ラベルを剥がすと文字が転写される「文字発現タイプ」で、剥がすと製品自体に文字が転写されるものと、剥がしたラベルに文字が浮き出る2つのタイプがある。2つめは、剥がそうとするとラベルが破けて開封しようとした痕跡がわかる「基材破壊タイプ」。3つめは、なんらかの原因で万一ラベルが剥がれた際にラベルが貼られてあったことを確認できる「蛍光染料タイプ」で、ブラックライトをあてるとラベルが剥がれた部分に付着した蛍光染料が発光する。いずれも用途に合わせて用いることで、製品の抜き取りやラベルの貼り替え・改ざん等を防止し、製品の安全担保にもなる。
昨今はインターネットを通じた個人の売買も盛んに行われており、企業だけでなく個人による改ざんを防止する効果も期待できるという。シールやラベルがセキュリティとどんな関連があるのかと思ったら、身近なところで防犯にも役だっていることがわかった。
(藤原 広栄)