海賊版対策・違法ダウンロード巡り著作権法改正案を閣議決定
10日、自民党で、知財調査会そして文科部会の合同会議が開かれ、特に問題となっていたスクショ違法化の懸念はなくなった。
今回の大きな論点になったのは、リーチサイト規制です。リーチサイト(leech site)は、多数の海賊版コンテンツのリンクが掲載され、海賊版の利用を助長・促進しているサイトである。このようなサイトは、海賊版被害を拡大させる元凶であり、権利者側から規制を求める強い要望があったことを受け、改正されるものである。
スクショ等に他人のコンテンツが写り込むこと等については違法化から除外するということで、新たに条文の変更をおこなった。
また、「二次創作・パロディ」のダウンロードや「軽微なもの」のダウンロードを違法化対象から除外することとした。
「軽微なもの」については、具体例もある程度明示され、さらに、「著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合」も違法化対象から除外することとした。
リーチサイト規制に関しては、非親告罪とされていた案を、親告罪に変更した。それによって、警察駆動ではなく、被害者である著作権者の告訴がなければ公訴を提起することができないということになった。これによって、リーチサイト規制に関する懸念は払拭された。