東京警備保障が提供するアバターロボットでの警備&接客
人口体動の変化や働き方改革による人手不足により、リモートワークやオートメーション化といった環境整備や仕事の効率化が求められている昨今、コロナ禍によってそうしたシステムが急激に加速している中、東京警備保障株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:北村 喜伯)では、受付や警戒業務の負担を軽くし、コスト削減や感染症対策を想定した「アバター警備&接客」を7月中旬より順次提供していく。
このサービスは、遠隔操作によりロボットを自分の分身として動かせるアバター型のロボットを通して受付業務(バイリンガル対応)や警備業務をサポートするというもの。
例えば、受付業務に導入することで人が対応するより効率よく、電話やタッチパネルだけの対応よりも丁寧な受付サービスの提供が可能。また、ビルや施設警備など、人による通常警備にアバターロボットの遠隔操作を加えることで、防犯カメラよりも精緻で安心なセキュリティ体制を構築できる。さらに、ドローンを加えたロボディクスサービスの活用により、災害時の迅速な状況確認も可能だという。
バッテリー駆動のアバターロボットは、通話時で最大5時間以上、待機時で最大12時間以上稼働。最高速度は時速3km。重量は9kg。自動充電機能も装備されている。
利用シーンとしては、病院や大学など来訪者が多い施設での感染症対策等を目的とした一次受付、時間帯や場所によって警備員配置の増減、警戒強化の際の警備サポート等を想定。対面接触が減ることで新型コロナウィルス感染症対策や省人化対策にもなる。
将来的には身体的なハンディキャップを持つ人や、介護等の事情で在宅せざるをえない人等を支援し、雇用につながるような利用のされ方も目指している。